【今日のANSYS】Nebia社の革新的なシャワーヘッド
皆さま、こんにちは。
IDAJのANSYSプロダクト担当の河口です。
CAEやCFDが世の中の役に立っている情報や興味を引く適用事例などの情報を、ANSYS, Inc.及びアンシス・ジャパン株式会社発行の情報誌「ADVANTAGE」の記事を中心にご紹介させていただきたいと思います。
今回は、Nebia社の革新的なシャワーヘッド開発のストーリーをご紹介します。
なんと従来シャワーヘッドと比べて70%(!)の節水効果がある、革新的な形状のシャワーヘッドで、2016年に日本でも販売開始されていますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
以下の紹介URLのムービーをご覧いただくと、確かにスゴイでビックリです。そしてお値段にもビックリです。(Nebia社、ANSYS社のチャネルへリンクしています。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=TTNGpFwd7kw
https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=geaBDNtbrkE
この革新的シャワーヘッドの開発に、ANSYS FluentによるCFD技術が全面的に使用されています。
主なトピックスやストーリーは以下の通りで、記事詳細は下部リンクのPDFファイルをご覧ください。
フィットネスクラブのオーナーが水道代が高いことを悩んでいた
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エンジニアだった父と一緒に、微細ミスト噴霧シャワーヘッドのプロトタイプを作成してみた
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なかなか良さそうなので、色々なノウハウをもつ友人達と会社設立した
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噴霧粒子が細かすぎて(液滴表面積が広すぎて)お湯の温度がすぐ冷める問題の解決が困難
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試作と実験という従来の方法ではお金と時間ばかりがかかって大変だ
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ANSYS Fluentを導入してみた
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1週間で1回の試作品試験だったのが、現在では1日に12種類の設計案を試せるようになった
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膨大なパラメータースタディができ、9ヶ月かかる見込みでだった研究が1ヶ月で終わった
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さらに、シミュレーションの結果を使った効果的なプレゼンテーションのおかげで、予想以上に資金調達がうまくいった
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市場投入期間を劇的に短縮できた
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2016年夏に本格世界市場投入
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1回のシャワーが8分間だと仮定すると50リットル以上が節水が可能
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これが広がれば世界規模で大幅な水の節約ができる。ただし購入価格は・・・
記事詳細は以下ご参照ください.