IDAJ

Case Study実績・お客様事例

触媒と空燃比センサモデルのシステム同定

分野1:
熱流体解析
分野2:
制御・機能安全、最適設計

使用ソフトウェア

modeFRONTIER、MATLAB/Simulink

概要

自動車用空燃比制御システムでは、排気系に配置した空燃比センサ(A/Fセンサ、O2センサ)の信号を基に、目標空燃比付近になるよう供給燃料量等を制御しています。本事例では、O2センサ信号の実測値と空燃比センサモデルの出力値とを、MATLAB/SimulinkとmodeFRONTIERを使用してフィッティングしました。
フィッティングは、排気ガス流速と空燃比段差によって特性が異なるため、本事例では6ケースについて、共通のフィッティングパラメータ(三元触媒モデルとO2センサモデルのパラメータ8個)を探索しています。フィッティング度は相関係数(R)で表現し、6個の相関係数を最大化するように目的関数に設定しています。また、立ち上がり部分の波形の一致度が重要であるため、実測値とモデル出力値の立ち上がり時間の差を拘束しています。
modeFRONTIERの持つ多目的最適化のアルゴリズムを使用することにより、6ケース全てを満足するフィッティングパラメータの同定が短時間で完了しました。

解析種別:最適化
課題等:MATLAB/Simulink、空燃比センサ、空燃比制御システム、排気ガス

触媒と空燃比センサモデルのシステム同定
ユーザーサポートセンター 無料で資料請求