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Case Study実績・お客様事例

旭硝子 様(CDAJ news vol.32)

全社で炉内燃焼、成形加工、徐冷、表面処理、衝突噴流など、様々なテーマで「STAR-CD」を積極的にご活用

旭硝子 株式会社 中央研究所 様
CDAJ news vol.32お客様紹介コーナーより抜粋
発行日 2003年6月

解析種別:汎用CFD、流体解析
課題等:ガラス、自動車ガラス

汎用CFDコードとしてSTAR-CDはどれくらい御社内で使われているのでしょうか?
基本的に中央研究所が中心的にSTAR-CDを利用しています。他方、汎用CFDコードの使用頻度が高い(1)板ガラスカンパニー、(2)自動車ガラスカンパニー、(3)ディスプレイカンパニーで考えますと、(1)はSTAR-CDと他のCFDソフト、(2)はSTAR-CD、(3)はSTAR-CDと他のCFDソフトの両方を使っています。ソフトウェアは基本的に使い分けておりますが、窯の中の解析は自社製ソフトで実施しています。それ以外ではSTAR-CDを使うことが非常に多いです。窯の中の解析は高プラントル数でもあり放射伝熱が重要な領域でもあるため、解析が非常に困難なのです。従いまして、まだ弊社オリジナルソフトウェアが活躍するステージがあるわけです。汎用ソフトではSTAR-CDが中心に展開されています。
CDAJ news vol.44
その他、モデリングやポスト処理についてはいかがでしょうか?
利用アプリケーションについては、私は割とベーシックな問題をやっていますのでPROSTARでほとんどモデリングしてしまいます。SolidWorksからのモデリングは他にお願いすることもあります。解析処理は基本的には私が全部STAR-CDのPROSTARの中で一貫して行っています。PROSTARでメッシュを作成することもありますし、あとは汎用構造解析ソフトMARCのプリポストMENTATを使用する場合、CAD (SolidWorks)データからHICAD/CADASを用いてメッシュを作成し、それをSTAR-CDに持ってくるといった3通りの方法を取っています。ポストはPROSTAR、Fieldviewを使用しています。モデルによって使い分けておりますが、基本的にはPROSTARをメインで使用しています。
STAR-CDを利用いただいている理由をお聞かせ願いませんでしょうか。
元々自社コードを開発して解析を実施してきたのですが、汎用コードの使い勝手が良くなってきたので導入しようということになりました。導入当初、御社の技術担当者に大変に手厚いサポートをしていただきました。当時はサポート人員も少なかったにも関わらず、非常に良く対応していただけたと大変に感謝しております。一言で申しますと親身のサポートが素晴らしかった、それに尽きます。それから、英国Imperial CollegeのGosman先生から色々と情報も教えていただきました。マニュアルに無い部分の中身を知りたいなと思っていた時、変にブラックボックスとするのではなく、理論的な部分をかなりオープンにしていただけたという事も大きいですね。自分が使う時は特にそうですが、ブラックボックスのままでソフトを使用することは非常に恐いのです。この機能はどこまで使っていいのかとか、限界があるのかとか、そういうことを教えていただけるとありがたいです。要するにシミュレーションに対して万能薬は求めていないのです。シミュレーション結果の解釈の難しさは、ある程度分かっているつもりですので、この機能はどこまで使えますよとか、この機能はこう使ってはいけませんとか、ソフトの限界を明確にしてユーザーに開示していただけると非常にありがたいです。今後も情報の開示を可能な範囲でお願いしたいと思います。

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熱流体解析
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