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Case Study実績・お客様事例

広島国際学院大学 様(CDAJ news vol.36)

数値シミュレーションが研究テーマの研究室

広島国際学院大学 情報学部情報工学科青井研究室 様
CDAJ news vol.36お客様紹介コーナーより抜粋
発行日 2004年6月

解析種別:流体解析
課題等:数値シミュレーション

学生の皆さんにお聞きしたいのですが、なぜ数値シミュレーションを実施する研究室を選ばれたのですか?
授業でシミュレーション工学というのを受けたのですが、コンピュータ上で現象を模擬するというのに大変興味を持ちました。それで、授業でやるような簡単な数値シミュレーションだけでなく、もっと複雑なシミュレーションがやりたいと強く思い、この研究室を選びました。彼は、現在構造解析を担当しているのですが、自動車関連の会社に就職が決まったんですよ。
CDAJ news vol.36
それはおめでとうございます。現在では、自動車関連の会社が最も数値シミュレーションに関して力を入れています。活躍のフィールドは広いと思いますので、ぜひ頑張ってください。
実は、私も同じ会社に就職が決まったんですが、この研究室の卒業生がすばらしい会社に就職されていたというのがありました。それで、自分もそういった数値シミュレーションの技術を身につけていい会社に就職したいと思い、この研究室を選びました。私は途中で研究室を代わったのですが、シミュレーションすることによって、実際にものを作らなくても物事の様子を予測していくというところに非常に興味を持ちました。私は1年生から青井先生のクラスに所属していたので、青井研究室にはよく出入りさせてもらっていました。そこで、先輩たちの数値シミュレーションを用いた研究発表を聞いたり、先生にいろんな話を聞いているうちに自分もやってみたいと思うようになりました。
青井先生を1年生の頃から慕われていたわけですね。
うちの大学では1年生のときから、10人程度の少人数クラスに分かれます。いわゆる高等学校でいうとホームルームのようなものでしょうか?3年の前期で研究室配属になり、4年生までの2年間研究室で専門研究をやることになります。先生が自分の家のシミュレーションをやって地震が起こっても私の家は倒れないのがわかったというのを聞いて、すごい影響を受けました。ぜひ自分でもそういうことがしたいと思ったのがきっかけです。説明しますと、私は3~4年前に家を建てたのですが、その時に家を建てている途中で、設計図を見たり写真を撮ったり柱の寸法を測らせてもらったりして、家の構造に関するデータを蓄積し、阪神淡路大震災の時の地震波を入力条件として、地震応答解析を実施してみたんです。すると、ちゃんと降伏応力以内に納まっていたのがわかりました。また、興味本位で、近くで同じく新設されていた他人の家の構造物についてもひそかに調べて同じ解析を実施したのですが、中には、降伏応力を越えてしまっているのもありました。その話を学生達にしたんです。
青井先生の魅力に学生の皆さんが引きつけられているのがよくわかるエピソードですね。それでは青井研究室で実施されている研究内容の詳細についてお伺いできますでしょうか?
私の研究室では、基本的にCAE全般にわたる研究をしていますが、その中でも一番力を入れているのが、STAR-CDを用いた流体解析です。その他、構造解析、最適化、分子動力学の解析なども実施しています。
STAR-CDを利用してみての感想はいかがですか?
まだ、使い始めて間がないのですが、画面が全部英語なので、専門用語を調べるのに時間がかかってしまいます。その点が改善されれば非常にありがたいですね。
そうですね。実はよくでる話です。CDAJからの1つの回答としましては、STAR-CDとは別にPRO-MODELERという日本語環境で利用できる設計者向けプリポストプロセッサを提供しておりますので、これでメッシュ生成や簡単な条件設定を実施していただくことができます。
3次元CADデータを取り込んで自動メッシュ作成もできますし、また、ソリッドモデラーを内蔵しておりますので例えCADデータがなくてもPRO-MODELER内で形状作成も可能です。さらには、PROSTARと同じコマンドが利用できるPRO-LTというモジュールも含まれており、もちろんこれも日本語環境でご利用いただけるようになっています。
こういうのがあるんですか。これがあれば非常に楽ですね。STAR-CDを利用していて思うのは、本当にサポートの方が優秀だということです。私どもはいろんな市販コードを使っていますが、サポート力については他の会社にない強みだと思います。ぜひ今後も続けてください。

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