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Case Study実績・お客様事例

EADSによるX31翼形状の最適化

分野1:
熱流体解析
分野2:
最適設計

使用ソフトウェア

modeFRONTIER、FLOWer 115-release (DLR、Braunschweig)

概要

戦闘機の場合、激しい機動をしなくてはいけないので、アスペクト比の大きい、すなわち細長い翼はロールの妨げになる場合や、強度的に不利になる場合があるため、特に空力的負荷の大きい高速戦闘機ではアスペクト比を下げる傾向があります。ただし、高々度性能を狙う場合、空気が薄い、すなわち空気抵抗の少ない世界で機体重量分(機動時はさらにその数倍)の揚力を確保しなければならないので、アスペクト比を大きくすると有利になります(アスペクト比が小さいと、空気抵抗を増やすためにより高速で飛ばなければならなくなりますが、そうするにはエンジン出力が足りないなどの問題があります)。
戦闘機の翼はこのように矛盾する複数の要素を考え、その機体が使われる環境と目的に合わせ妥協点を見出して設計されます。単純に高々度用なら大きければ良く、低高度用なら小さければ良いというものではありません。

解析種別:最適化
課題等:戦闘機、翼、アスペクト比、揚力

図:EADSによるX31翼形状の最適化
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