iconCFD オープンソースベースiconCFD
~CFD活用方法の革新~

「iconCFD Conference Day」大盛況のうちに終オープンソースベースiconCFDの適用事例と製品開発了いたしました!
ご講演者様、ご参加者様のご協力のおかげをもちまして、大盛況のうちに終了いたしましたことをご報告申し上げます。
社員一同心より感謝申し上げます。

CFDは、物理現象を解明するツールとして製品開発における利用が進められてきました。その役割は今後も変わりませんが、近年は製品開発や製品運用システムの一部としての活用が期待されるようになっています。その中で、多様化するCFDニーズに対応するためのツールとして、オープンソースCFDへの期待は益々高まっており、今年も様々な活用例をご紹介させていただきます。
三井造船昭島研究所様からはカンファレンスの基調講演として、「造船海運業界におけるデジタル戦略 ~オープンソースCFDへの期待~」と題してご発表をいただきます。温室効果ガス(GHG)削減や燃費規制への対応、振動・騒音・水中放射音の低減など、個々の技術開発にCFDを活用するだけでなく、船上のデータを陸上と共有するための船舶IoT「IoS」環境の整備にもCFDの適用を検討されており、オープンソースCFDを基盤技術としたCFDイノベーションを計画されています。
大規模計算や大量なパラメータスタディ計算でのクラウド利用は、オープンソースCFDのメリットを生かせる利用方法の一つです。三菱電機様からはAWS(アマゾン ウェブ サービス)クラウド環境を使用したiconCFDの並列性能ベンチマークの結果を、ダイキン工業様からはスクロール圧縮機での冷凍機油の油上り設計についてご紹介いただきます。
iconCFDは熱流れ解析の機能拡張だけでなく、混相流解析で相変化にも対応するなど着実に開発を続けています。現在はVOFソルバーをベースに相変化機能の開発を強化していますので、弊社からは沸騰計算の検証事例についてご説明します。またAdjointソルバーを使用したトポロジー最適化もご要望の多い解析テーマの一つですが、トポロジー最適化は流れの損失量などを目的関数として計算するだけでは、流路剛性や重量などの面で設計上不都合な解が得られる場合があります。そこでAdjointソルバーに体積制限を追加し、より現実的な流路トポロジー最適化計算を行った事例をご紹介します。
icon社からは、Adjointソルバーの検証例をiconCFDの最新機能とあわせてご紹介します。また空力騒音解析では、計算コストと精度の観点から、直接法・分離法のいずれを選択すべきか判断が難しいところです。そこで、HVACを模擬した簡易ダクトとフロントグリルを模擬した平板列を題材に、直接法・分離法の解析結果を実測データと比較し、両解法の特徴を解説します。
ennovaCFDはiconCFD用のプリポストツールとしての開発を継続していますが、OpenFOAM®をご利用のユーザー様向けにOpenFOAM®のGUIを持つennovaCFD for OpenFOAMを開発しましたので、その機能と利用例をご紹介します。
本カンファレンスでは、国内外のお客様が実際にオープンソースCFDを活用されている貴重な実例をご紹介させていただくだけでなく、お客様同士の情報交換の場として少しでも有意義な一日としたいと思っております。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

解析技術8部 次長 伊藤 裕

開催概要

日程 2019年11月15日(金) 10:00~17:35(予定) 受付 9:30~
会場 横浜ベイホテル東急 B2F アンバサダーズ ボールルーム
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〒220-8543 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-7
  • みなとみらい線: 「みなとみらい駅」から徒歩約1分
  • JR京浜東北線/根岸線・横浜市営地下鉄: 「桜木町駅」から徒歩約10分
対象者 製造業のお客様で、弊社提供の「iconCFD」やその他プロダクト、受託解析サービスをご利用のお客様、ご検討中のお客様、デジタルエンジニアリングやCAE、OpenFOAM®にご興味のあるお客様ならどなたでもご参加いただけます。
※一部ハードウェアベンダー・ソフトウェアベンダー様はご参加をご遠慮いただきます。
また、その他弊社都合にてご参加をお断りする場合がございます。
誠に恐縮ではございますが、参加登録の状況によりましては、導入計画をお持ちの企業様を優先させていただく場合がございます。あらかじめご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
参加費 無料・事前登録制
参加登録
  • ご参加の方には、開催1週間前を目途に別途E-mailで「参加票」をお送りします。各カンファレンスにご参加の際には、「参加票」とお名刺2枚をお持ちください。
  • 11/12(火)までに、参加票がお手元に届かない場合は、お手数ですが以下の事務局までご一報くださいますようお願いいたします。ご登録状況を確認いたします。
  • 11/7(木)以降にお申し込みをいただいた場合は、受理案内と参加票を同日にお送りします。
資料 配布のご許可をいただいた資料のみ、お申込者様専用ページ内から配布いたします。
お申込者様専用「資料ダウンロード」ページ公開後、ID・パスワードをE-mailにてお送りします。
冊子・CD-ROMでは配布いたしませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
当該Webサイトが利用できないなどのご事情がある場合は、事務局までご一報ください。
展示内容
  • iconCFD、ennovaCFD、CADfix等ソフトウェアのデモンストレーション、技術相談 他
  • 協賛展示(予定)
    株式会社 日本HP 様
    Rescale Japan 株式会社 様
※上記は予告なく変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
その他
  • ご昼食にお弁当をご準備しております。お席にてお召し上がりください。
  • 英語のご発表では、遂次通訳を実施いたします。
  • 弊社もしくはご講演者様の事前の許可なく、ご講演会場内での写真撮影、VTR撮影、録音はご遠慮願います。
    (弊社は、記録等のため、講演会場内をはじめ、カンファレンス会場内にて適宜、写真撮影を実施いたします。)
  • PCをご利用いただく場合、各会場に電源設備、無線LAN接続環境はございませんのであらかじめご了承ください。
▼お問い合わせ先: 株式会社 IDAJ 
IDAJ CAE Solution Conference 事務局
〒220-8137 横浜市西区みなとみらい2-2-1-1 横浜ランドマークタワー37F
TEL: 045-683-1435  FAX: 045-683-1999  E-mail: ICSC@idaj.co.jp
資料請求はこちら

プログラム

*それぞれのご講演の後に質疑応答の時間を設けております。(約5分~10分)
*プログラムは予告なく中止・変更となる場合がございます。

タイトル 講演者
10:00-10:05 開会のご挨拶 IDAJ
10:05-11:05 【基調講演】
造船海運業界におけるデジタル戦略 ~オープンソースCFDへの期待~
タイトル 【基調講演】
造船海運業界におけるデジタル戦略 ~オープンソースCFDへの期待~
講演者 株式会社 三井造船昭島研究所 様
時間 11月15日(金) 10:05-11:05
概要 地球温暖化、化石燃料の枯渇問題により、造船海運業界において、温室効果ガス(GHG)削減、燃費規制への対応が重要課題となっている。2018年4月に開催された第72回海洋環境保護委員会(MEPC72)において、船舶のGHG削減に向けた取り組みに関するIMO戦略計画が議論され“今世紀中のできる限り早い時期に国際海運からのGHGゼロ排出を目指す”というビジョンが採択された。新造船は船舶のエネルギー効率指標(Energy Efficiency Design Index:EEDI)規制値の見直し、既存船に対しても燃費性能算定(Energy Efficiency Existing Ship Index :EEXI)の検討が開始されるなど、GHG削減に向けた推進性能と燃費の国際的な規制が強化されている。また、振動・騒音・水中放射音の低減による船員や海洋生物への負荷を低減するための船舶の静寂性など、多様な環境負荷低減の実現に向けた技術開発が造船海運業界に求められている。
このような中、海事産業にはデジタライゼーションの波が活発化し、情報通信技術(ICT)の進化で船上のデータを陸上と共有する船舶IoT「IoS」の環境が整いつつある。これまで見える化が困難であった実船の運航データをビックデータとして地上で把握することができるようになり、これを利活用するイノベーションの新たな波が造船海運業界のモノづくり技術開発に押し寄せつつある。この技術開発の波を受け止める基盤技術としてオープンソースCFDの応用力に期待する。
■iconCFD他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 10年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ 船舶、省エネ付加物およびプロペラに関する性能解析(流体力、キャビテーションなど)
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 課題解決力と客先目線でのサポート
株式会社 三井造船昭島研究所 様
11:05-11:35 AWSクラウドにおけるiconCFDの並列性能ベンチマークテスト
タイトル AWSクラウドにおけるiconCFDの並列性能ベンチマークテスト
講演者 三菱電機 株式会社 様
時間 11月15日(金) 11:05-11:35
概要 近年、熱・流体問題が関連する製品開発において、CFDは必要不可欠なツールとなっており、その適用範囲も拡大している。さらに、解析の精緻化や大規模化、解析による最適計算への要求は高まっており、スーパーコンピュータやクラウドを使用した解析も行われつつある。これまでは、スーパーコンピュータを中心としてオープンソースベースのCFDツールであるiconCFDを用いた並列性能ベンチマークテストを実施してきたが、昨今利用が加速しているクラウドにおいても、同様のベンチマークテストを実施した。本講演では、AWS(アマゾン ウェブ サービス)クラウドを使用した結果について紹介する。
■iconCFD他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 12年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ 空調機器、電力機器、自動車機器等の各種製品の研究開発・評価
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 ユーザーサポート
三菱電機 株式会社 様
11:35-12:05 空力騒音解析における圧縮性流体計算の必要性検証事例のご紹介
タイトル 空力騒音解析における圧縮性流体計算の必要性検証事例のご紹介
講演者 IDAJ
時間 11月15日(金) 11:35-12:05
概要 空力騒音解析を行う際には、流体計算を圧縮性または非圧縮性のどちらで行うのかをまず選択する必要がありますが、計算コストの優位性から、非圧縮性の流体計算を音響アナロジーと組み合わせて空力騒音解析を実施されているお客様の方が多いのではないでしょうか。音の伝播は圧縮性の現象であるため、流体の圧縮性を無視した非圧縮性計算では再現できない現象が存在します。
本講演では、実測データが公開されている、簡易HVACダクトとフロントグリルを模擬した平板列という2つの解析対象に対して、圧縮性および非圧縮性の両方の流体計算をiconCFDにより実施し、実測データと比較することで、非圧縮性の計算では再現できない現象を具体的にご説明します。またこれらの検証計算を通して、ennovaCFDで生成したポリヘドラルメッシュを使用した圧縮性空力騒音解析の有効性についてもご紹介します。
IDAJ
12:05-13:30 昼食
★お弁当をご準備いたします。
13:30-14:00 iconCFDを用いた沸騰解析 ~CFD適用分野拡大に向けた取り組みの一例~
タイトル iconCFDを用いた沸騰解析 ~CFD適用分野拡大に向けた取り組みの一例~
講演者 IDAJ
時間 11月15日(金) 13:30-14:00
概要 沸騰現象は伝熱工学の中でも重要な分野の一つですが、CFDの計算においては難易度の高い計算です。現在では、汎用CFDソフトウェアに沸騰モデルが搭載されていることが普通になりましたが、実際に使ってみると、相変化現象に伴って計算が不安定になり時間刻み幅を大きく取れないことがあるなど、通常の熱流体解析に比べ計算コストがかかることが使用上のネックとなっています。また、沸騰現象は、一般に加熱壁と流体の温度差の低い順に、サブクール沸騰、核沸騰、遷移沸騰、膜沸騰に分類されますが、市販のCFDソフトウェアで実際に計算が可能なのは、サブクール沸騰から核沸騰にかけての領域であり、それ以上温度差が大きい領域ではその計算自体が困難です。iconCFDの沸騰解析機能は、汎用CFDソフトウェアにおける問題を解決すべく、開発を進めてきました。
本発表では、800℃に加熱された鉄板に常温に近い水を吹きかけて冷却する実験と、計算で求めた鉄板内の温度の時刻履歴を比較した事例をご紹介します。計算初期においては、水温と壁温の差が700℃以上あり、完全に膜沸騰が発生する状況です。また、水が直接ぶつかる箇所の降温速度は200K/sec程度となり、これは生産工程における「焼きいれ」工程で発生する状況を再現できるか否かの判断基準となります。
CFDの適用対象をさらに広げる取り組みにご興味があるお客様は、是非ご聴講いただければ幸いです。
IDAJ
14:00-14:30 Adjoint法による体積制約を考慮したトポロジー最適化
タイトル Adjoint法による体積制約を考慮したトポロジー最適化
講演者 IDAJ
時間 11月15日(金) 14:00-14:30
概要 Adjoint法を使用したトポロジー最適化では、指定した設計空間内に、流れの損失量などの目的となる変数を考慮した流路形状を得ることができます。しかし、このときに流路体積についての制約を考慮していないと、得られた流路形状を持つ部品の重量が重くなるなどの設計上の不都合が生じる場合があります。
本講演では、流路体積についての制約条件を考慮する機能をiconCFDの既存のAdjointソルバーに組み込み、これを使用したトポロジー最適化事例についてご紹介します。
IDAJ
14:30-14:45 休憩
14:45-15:15 iconCFD Optimize:From Validation to Industrial Applications
(逐次通訳をいたします)
タイトル iconCFD Optimize:From Validation to Industrial Applications
(逐次通訳をいたします)
講演者 Icon Technology & Process Consulting 社 様
時間 11月15日(金) 14:45-15:15
概要 This presentation shall provide an overview of iconCFD Optimize latest capabilities. It will address both topological (well suited for internal flows) and shape (well suited for external flows) optimization.
After a general presentation of the product, 4.0 release new features will be introduced, with an emphasis on robustness improvements.
The applicability of iconCFD Optimize in an industrial context will be demonstrated and its reliability will be assessed on validation cases.
Icon Technology & Process Consulting 社 様
15:15-16:00 スクロール圧縮機の油上り設計におけるCFD解析の適用性について
タイトル スクロール圧縮機の油上り設計におけるCFD解析の適用性について
講演者 ダイキン工業 株式会社  様
時間 11月15日(金) 15:15-16:00
概要 圧縮機において冷凍機油の油上り率は効率と信頼性の両方に影響を与え、空調機システム全体の効率に大きく影響を与える。油上り率の低減は圧縮機開発における重要設計課題のひとつである。これまで油上りを改善するために圧縮機内部 の構造を変更した試験を行い、油上りの改善に寄与する設計仕様を検討してきた。
しかし、昨今の設計開発においては、開発プロセスの短縮が課題となっており、試験の繰り返しによるアプローチでは設計にかかる期間が増大する傾向にあった。そこで、試験を行う前に圧縮機内部の流れを確認し、設計仕様の影響を可視化するCFD解析を併用するプロセスを導入した。
CFD解析では、仕様の検討を仮想的にシミュレーションすることができ、試験を実施するよりも簡便に設計検討を行うことができる。また、CFD解析は試験で可視化できていない範囲の現象を確認することができ、新たな気付きを得ることもある。
本稿ではスクロール圧縮機を対象に設計検討でCFD解析を取り入れた事例を報告するとともに、CFD解析の適用性について述べる。
■iconCFD他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 1年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ 圧縮機内部の流体解析
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 ライセンスが無制限なところ(iconCFD)
ダイキン工業 株式会社 様
16:00-16:15 休憩
16:15-17:15 From CAD to CFD with iconCFD
(逐次通訳をいたします)
タイトル From CAD to CFD with iconCFD
(逐次通訳をいたします)
講演者 Icon Technology & Process Consulting 社 様
時間 11月15日(金) 16:15-17:15
概要 This presentation will provide an overview of the new and upcoming features in the iconCFD v4 release line.
The capabilities of the new iconCFD Process will be presented with focus on Design of Experiments (DoE) studies and morphing applications, including how morphing boxes can be generated as well as the ability to visualise the resultant morph interactively within the GUI. Latest developments within iconCFD Thermal, L2P, Acoustic will then be presented along with results from brake cooling, soiling (including wiper modelling) and general acoustics applications, respectively. The final part of the talk will highlight the new developments in iconCFD Transonic including validation results on hammerhead aerospace launch vehicles for transonic flows.
Throughout the talk, recent developments and improvements with iconCFD Mesh will be presented.
Icon Technology & Process Consulting 社 様
17:15-17:30 iconCFD/OpenFOAMプリポストプロセッサーennovaCFD最新情報
タイトル iconCFD/OpenFOAMプリポストプロセッサーennovaCFD最新情報
講演者 IDAJ
時間 11月15日(金) 17:15-17:30
概要 この度、iconCFDのプリポストとして開発をしているennovaCFDを、オープンソースCFDの活用をご検討されているお客様に向けて、さらに幅広くご利用いただけるようOpenFOAM対応のGUI機能を開発しました。本講演では、OpenFOAMの課題である、解析設定の煩わしさやメッシュ品質の問題を解消するennovaCFD for OpenFOAMをの概要をご紹介します。あわせてennovaCFDは、自動メッシャーやiconCFD GUI、ポスト処理などの既存機能の開発も進めています。次バージョンのv1.7.4でリリース予定の最新機能も併せてご紹介します。
IDAJ
17:30-17:35 閉会のご挨拶 IDAJ
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