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設計者のための熱流体解析ツール『STAR-LT2006』リリースのお知らせ

株式会社シーディー・アダプコ・ジャパン(以下CDAJ)は、CD-adapcoで開発されている「STAR-CD」のソルバーをOEMソルバーとして、CDAJにて開発している設計者のための熱流体解析ツール「STAR-LT」の最新バージョン『STAR-LT2006(スター エルティー 2006)』をリリースします。

「STAR-LT」は、"直感的で、初心者から上級者まで誰もが使いやすい"をコンセプトに開発された設計者のための熱流体解析ツールです。モデリングから、解析条件設定、メッシュの自動生成、解析実行、結果処理までの一連の操作を完結し、かつスムーズに実行することができます。日本語のインターフェース、解析設定用ウィザードなど、設計者がCAEに工数をかけることなく、普段の業務に使っているお手元のパソコンで簡単に流体解析が実施できるよう配慮されています。さらに、その使い勝手の良さに加え、CAD形状自動修正読込み機能、ロバストな完全自動メッシュ生成、高速かつ信頼性の高い解析ソルバー(STAR-CDソルバー)、豊富な解析機能を装備しています。

最新バージョンの『STAR-LT2006』の新機能は大きく2つあります。第一に、自動ヘキサメッシュ生成の対象形状の拡大で、これまでの、『PRO-MODELER』で作成したプリミティブ形状(立方体、円柱、多角柱)の組み合わせに加えて、CADソフトから読込んだプリミティブ形状や、穴や角にR(アール)の付いた押し出し形状に対してヘキサメッシュを生成することができます。これにより、一般的に、四面体要素に比べて少ない要素数で解析精度が高いヘキサメッシュを、より広範囲に使用することができるようになりました。第二に、メッシュの不連続結合で、個別に生成したメッシユを結合して使用する機能があげられます。結合部分はメッシュが不連続で良いため、簡単に、メッシュ要素(ヘキサ、四面体、直交)の混在や、局所的にメッシュを細かくすることができ、メッシュ数の削減、解析精度の向上につながります。
さらに、64bit Windows(x64)環境をご利用の場合、最大4GBまでのメモリーを利用できるようになり、より大きなモデルにも対応しました。

特徴

形状読込み、作成、メッシュ生成(PRO-MODELER)
  • 不連続メッシュ結合定義
  • ヘキサメッシュ生成適用形状範囲の拡大
  • CADインポート自動修正機能 形状読込み時にCADデータを自動修正し、モデルの品質を向上させます。
    これにより、メッシュ生成時のトラブルを未然に回避することができます。
  • 完全自動メッシュ生成(ヘキサ、テトラ、直交、ハイブリッド)
  • ウィザードによる解析ナビゲーション(解析条件、物性値、境界条件の設定)
  • 解析レポート機能
解析(STAR-MGR)
  • 実績のある、STAR-CD v3150A(Windows版)ソルバーを搭載
  • 物理モデル 定常/非定常、層流/乱流(標準k-ε/RNGk-ε/Chenk-εモデル)、非圧縮性/微圧縮性、
    ニュートン/非ニュートン流体、熱連成(対流/伝導(異方性)/放射)、日射、部分放射、混合拡散、
    ポーラスメディア(体積・板要素)、浮力(自然対流)、回転力(シングルフレーム、マルチフレーム)、
    ファンモデル(軸流、遠心)、複数の流れ、各種サブルーチン
  • JOB管理機能
結果処理(PRO-MODELER)
  • ベクトル/コンター/等値面図表示、複数断面表示、粒子アニメーション表示、非定常アニメーション表示、数値データ演算
  • STAR-CDへのメッシュデータ出力
共通
  • 64bit Windows(x64)では、最大4GBのメモリー使用が可能に
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今まではシステムが使用するメモリーとあわせて最大2GBまででしたが、64bit Windows(x64)環境であれば、最大4GBまで使用できますので、メッシュ生成、解析、ポスト処理可能な要素数が増えます。

動作環境

  • Windows: 2000/XP (32bit)
  • Windows XP Professional x64 Edition (64bit)
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