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多目的ロバスト設計最適化支援ツール『modeFRONTIER』Version4.0をリリース -単なる「解の探索ツール」から「意思決定ツール」へ-

株式会社シーディー・アダプコ・ジャパンは、イタリアESTECO社が開発した多目的ロバスト設計最適化支援ツール『modeFRONTIER(モード フロンティア)』の最新バージョン4.0を2008年2月にリリースしました。

「そもそも最適化とは何か?」という黎明期を経て、最近では「そろそろ最適化に積極的に取り組みたい」、「成果が現れた」といった実践期に入っており、人員不足、開発工程のスピード化、設計要求の厳格化を背景に、最適化への関心はさらに深まりを見せています。

そういった、研究・開発・設計現場におけるニーズにお応えできるツールとして、『modeFRONTIER』Version4.0では、利用者を拡大する上で重要なポイントの1つとなる、使いやすい、覚えやすいといった使い勝手の向上はもちろんのこと、ポスト処理機能には、これまで専用の統計解析ツールでしか処理できなかった多変量解析機能が追加されたことによって、何故その最適解が導かれたのかという考察まで可能となりました。Version3.1から搭載されているロバスト設計最適化手法は、ヨーロッパにおいても盛んに適用されており、従来の手法に限界を感じ、新しく次の手法を探している方にとっては非常に有益な手法です。エンジニアにとっては大きなチャレンジとなる「より良い設計」の実現を十分にサポートできるツールとして、単なる「解の探索ツール」から「意思決定ツール」へと進化を遂げました。

『modeFRONTIER』Version4.0主な新機能

ワークフロー
  • ABAQUS、ANSYS Workbench Ver.11用ノード追加
  • Scilab、Mathcad、RSMノード追加
  • SFU、 PowerShell、Cygwin他、各種スクリプト用ノード追加
  • 計算機ノード追加(各種行列演算、文字列演算、ベジエ関数など)
  • 入 / 出力テンプレートノード追加
  • 文字列 / 行列 / ベクトルバッファノード追加
  • 待ち行列、論理Ifノード追加
  • その他、ExcelやCatiaノードの機能拡張など
最適化アルゴリズム
  • 多目的粒子群最適化(MOPSO)追加
応答曲面近似手法
  • 動径基底関数(RBF)、 異方性クリギング他の追加
  • 多項式特異値分解、 ニューラルネット他の機能拡張
多変量解析
  • 階層的 / 分割最適化クラスタリング追加
  • 自己組織化マップ(SOM)追加
統計分析
  • 分散分析の追加
  • Q-Qプロット、箱ひげ図、 効果マトリクス他、多数追加
  • 寄与度支配率,有意度マトリクス他、追加
応答曲面, デザインチャート
  • ファンクションプロット、RSM三次元マップ追加
  • デザイン分布、マルチ履歴リボンチャート追加
modeFRONTIER v4.0画像
ESTECO社について

ESTECO社はイタリアに本拠地を置くエンジニアリング・コンサルティング企業ENGINE SOFT社の子会社で、最適化に関するコンサルティングや『modeFRONTIER』の開発に特化した専門企業です。欧州の主要自動車メーカーや航空機、船舶業界に『modeFRONTIER』とエンジニアリングサービスを提供しています。その他詳細に関してはウェブサイトをご参照ください。(http://www.esteco.it/

*本文中に記載の会社名、商品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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