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Interview
仕事と子育て、両立しながら成長できる
2020年入社 技術職S.A

入社までの経緯を教えてください

当初は「研究者になる」という目標を持ち、大学院に進学しました。しかし、同時に家庭を持つことも自分の人生において重要な目標だと感じるようになり、企業で働くことが自分にとって適していると考えるようになりました。そこで、学んだ数学を活かせる企業を探していたところ、大学のOBの方からIDAJを紹介していただき、ここならこれまでの学びを十分に活かせると感じてエントリーしました。

会社説明会で印象に残っているのは、技術者としてしっかりと軸足を持ちながら、お客様とのコミュニケーションを大切にしている社員の姿勢です。私も同じように数学的な技術を活かしつつ、広くお客様と関わる仕事をしたいと思い入社を決意しました。

実は、他の企業からも内定をいただいていましたが、大きな組織であればあるほど、個人のチャレンジや責任の範囲が限られてしまう印象があり、「組織の一部として働く」という感覚が拭えずにいました。その反面IDAJは、自分で責任を持ちながら様々なことに挑戦できる環境が整っています。若手のうちから成長を支援してくれる会社で働くことに価値を感じ、最終的にIDAJでのキャリアを選ぶことに決めました。

苦労したことはありましたか

IDAJに入社して最初に直面した壁は、取り扱っているシミュレーションソフトに慣れることでした。大学院で数学をしっかり学んでいたので、すぐに使いこなせる自信はありました。しかし、実際には知識だけでは足りない部分が多く、経験を積むことや新たな知識を得る必要があり、苦労したことを覚えています。そんな中、先輩から「今は武器を手に馴染ませる時間。その後に自分の得意分野が生かされるから、焦らず少しずつ慣れていこう」とアドバイスをいただき、肩の力が少し抜けました。入社から5年が経ち、今でも学びの途中ですが、自分のペースで着実に成長していきたいと思っています。

新卒の方へはどんなアプローチをしていますか

2025年4月から新卒教育を担当することになっているので、新卒の方が困っていることに対して、より積極的にサポートできる環境へ改善していけたらと考えています。
私が入社したばかりの頃を思い返すと、分からないことがあっても言語化するのが難しく、上手く質問できない度に自信を無くしてしまっていました。ですから、わからないことを聞くスキルが身につくよう、「質問の仕方」を研修制度に組み込むのはどうかと考えています。そうすれば新卒の方ももっと早く業務に慣れることができますし、一人ひとりに自信がつくだけでなく、会社全体を通しても良い流れが生まれるはずです。最初は誰でも不安だらけだと思いますが、私たちがしっかりサポートしていくことができたらと思っています。

育休について教えてください

私が育休を取得したタイミングは、育休後に復帰した先例は多くありませんでした。ただ企業の成長とともに、自分も新しい挑戦をし、後に続く方々とって良い手本になれるのではないかと思い、自分から一歩踏み出すことを決断しました。

3ヶ月の育休を取得しましたが、復帰後も非常にスムーズに業務を再開することができました。普段数か月かけてひとつの案件に取り組んでいくことが多いため、この育休の期間は、それをひとつスキップしたような感覚で、現場から離れていてついていけないと感じることはありませんでした。

現在も、フレックス制度やリモートワークを活用し、育児と仕事を両立しています。一週間の所定労働時間の中でタスクを完了させるイメージを持ち、効率的に業務を進めています。組織の一員として就労規則を守ること、周囲への配慮を忘れずに、無理なくバランスを取りながら働いています。

今後の目標を教えてください

技術力とコミュニケーション能力を両立させることです。個人で学びを深めることが得意な分、今後はそれをしっかりと人に伝える力を高めていきたいと思います。ロールモデルとして尊敬している先輩方も、技術力を持ちながら、他の人と積極的にコミュニケーションを取っている方たちです。私も同じように成長していきたいと思っています。また後輩にとって「困ったときに一番相談したい人」になることも目標の一つ。自分が学んできたことを後輩に伝え、安心して質問できる環境を作れるようにしたいです。

最後に学生へ向けてメッセージをお願いします

大学や大学院の研究室で、個人作業に集中してきた学生も多いかと思います。自分の研究に没頭し、問題解決に向けて一人で考え続けることが多かったのではないでしょうか。IDAJでは、個人の学びを活かしながら、チームでの協力やお客様とのやり取りを通じて、視野を広げていける環境が整っています。さまざまな角度から物事を考える面白さを、ぜひ皆さんにも体感してほしいと思います。一緒に働ける日を楽しみにしています。

座談会 Cross talk

Cross talk 01
変わらぬ軸で、新しい風を
Cross talk 02
同期だから語れる、IDAJでの成長とこれから