古くはエジプト時代に、藁と泥を混ぜて乾した煉瓦が最古と言われている複合材料は、金属材料よりも高強度で軽量、錆びないなど、多数の優位性があり、自動車・航空機分野を含め様々な分野で幅広く使用されています。
複合材料とは、2つ以上の異なる材料を一体的に組み合わせた材料のことであり、強化のための強化材料とそれを支持するための母材（マトリクス）から構成されたものを指し、その挙動をFEAで解析するためには正しい理論を理解し、適切な解析設定を行う必要があります。
今回は、複合材料学会などで幅広くご活躍されている筑波大学 准教授 松田哲也先生をお招きし、複合材料の強度設計を行う上で必要な基礎理論および先進的なマルチスケール解析について講義していただきます。
また、複合材料を含めた構造解析は、SIMULIA Abaqus FEAなどのソフトウェアの充実により、簡単に行えるようになりましたが、特別なモデル化が要求されオプション設定などにおいていくつか注意すべき点があります。本会ではAbaqusを用いた例題を元に、実践的な使用方法も解説します。(例題の演習は行わず座学のみとなります。)
複合材料の強度や破損に対する設計業務に、有益な情報をご提供します。
※なお2019年9月に開催した「複合材料の理論と実践(基礎理論からマルチスケールまで)」の同一の内容となる部分がございます。

プログラム・講演内容(予定)

※スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。何卒ご了承賜わりますようお願い申し上げます。

ご受講にあたって