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Case Study実績・お客様事例

海洋温度差発電 復水器解析​

分野1:
熱流体解析

使用ソフトウェア

Ansys Fluent

概要

DCNS社は、Ansys Fluentを用いて海洋温度差発電の復水器の熱流れシミュレーションをおこなっています。復水器の管束は多孔質媒体で扱い、管束に形成される膜状の液体の溢流量(凝縮流量)と管束の気体圧力損失を、ユーザー定義関数(UDF)を用いて質量保存式と運動量保存式のソース項に与えて計算しています。またこの手法を、火力発電用の復水器にも適用したところ、実験値とCFDの結果は良い一致を示すことが確認できました。CFDシミュレーションによって、大規模な試作品を作成する前に復水器の局所的な値を把握でき、早期に管束レイアウトを最適化したことで熱交換器の性能を向上させることができました。

出典:ANSYS Advantage VolumeⅨ, Issue3, 2015

管束(上)、多孔質媒体モデル(中央)、メッシュ生成(下)の図、コルソンコープ火力発電所の復水器のCFDによる結果の図、圧力のCFDによる結果と実験結果の比較(コンソルコープ火力発電所の場合)
の図、温度のCFDによる結果と実験結果の比較(コルソンコープ火力発電所の場合)の図​
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