modeFRONTIER Session

「modeFRONTIER Session」大盛況のうちに終了いたしました!ご来場ありがとうございました。

Introduction

近年設計現場においては、働き方改革とデジタルトランスフォーメーションの潮流に乗り、生産性と製品品質の向上を両立させるために、伝統的な設計業務からモデルベース開発(MBD)へと転換が進んでいます。このMBDのアプローチは、新技術の導入や市場の要求変化によって、ここ数年で一気に進展し、設計者の皆様にとって考慮すべき領域がますます広がりました。このため、部署間での連携、情報・モデルデータの効果的な管理、コミュニケーションの円滑化がますます重要視されています。
VOLTA・modeFRONTIERは、約20年前にCAE業務の力を最大限に引き出し、優れた設計指針の策定をサポートするツールとして誕生しました。その後、ロバスト解析や多変量解析、機械学習の導入、設計プロセスとデータマネジメントへの拡張など、設計現場の要望に応えるために進化し続けています。
今回もVOLTA・modeFRONTIERの開発元であるESTECO社様をお招きし、今後のビジョンとさらに進化したESTECO製品をご紹介します。また、業界の異なる7社のユーザーの皆様から、貴重なプレゼンテーションを頂戴します。VOLTAやmodeFRONTIERが幅広い業界や分野でどのように活用されているのか、皆様の課題解決に何かしらの示唆をご提供できるものと期待しております。
modeFRONTIERをすでにご利用いただいている方はもちろん、業務プロセス改革の推進、ソフトウェアの管理、最適化ツールを検討中の多くの技術者様にとって、日常業務における有益で価値ある情報となり、お役立ていただけることを心より願っております。
ご来場いただく形式で本会を開催するのは、実に4年ぶりとなりました。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

解析技術3部 部長 清水 欧一

開催概要

日程 2023年11月10日(金) 10:00~17:30(予定) 受付 9:30~
会場 横浜ベイホテル東急 B2F アンバサダーズ ボールルーム
 
〒220-8543 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-7
  • みなとみらい線: 「みなとみらい駅」から徒歩約1分
  • JR京浜東北線/根岸線・横浜市営地下鉄: 「桜木町駅」から徒歩約10分
対象者 弊社提供の「modeFRONTIER・VOLTA」やその他プロダクト、受託解析サービスをご利用のお客様、ご検討中のお客様、デジタルエンジニアリングやMBD・CAEにご興味のあるお客様ならどなたでもご参加いただけます。
※一部ハードウェアベンダー・ソフトウェアベンダー様はご参加をご遠慮いただきます。
また、その他弊社都合にてご参加をお断りする場合がございます。
誠に恐縮ではございますが、参加登録の状況によりましては、導入計画をお持ちの企業様を優先させていただく場合がございます。あらかじめご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
参加費 無料・事前登録制
参加登録
  • 参加登録は、11月7日(火)17時まで承ります。(定員になり次第締め切らせていただきます。)
  • 11月10日(金)の「参加票」をダウンロードしていただくためのURLを、開催1週間前を目途に別途E-mailでをお送りします。当日は印刷した「参加票」と、お名刺1枚をお持ちください。
  • 11月7日(火)までに、参加票がお手元に届かない場合は、お手数ですが以下の事務局までご一報くださいますようお願いいたします。ご登録状況を確認いたします。
資料
  • 配布のご許可をいただいた参考資料を、イベント終了後のアンケートにご回答いただいたご登録者様にのみご提供いたします。ご提供方法等は、改めてご案内いたします。
  • 資料請求のみのお申込みは承っておりません。
展示内容
  • modeFRONTIER、VOLTA等ソフトウェア、各種サービスに関するポスター展示、技術相談
※上記は予告なく変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
Wi-Fi・電源
  • 11月10日(金)は、講演会場内では横浜ベイホテル東急に常設のWi-Fiをご利用いただけます。なお、同時接続数に限りがございますため、アクセスが集中した場合は通信が遅くなることがございます。
  • 各講演会場前の展示会場内で、各種デバイスの充電のためのスペースを設置いたします。ただし、弊社スタッフやホテルスタッフは当該スペースに常駐いたしませんので、充電中のデバイスはご自身で管理してくださいますようお願いいたします。万が一、紛失・盗難・破損・故障事故等が発生した場合でも、弊社ならびにホテルは一切その責任を負いかねます。
その他
  • ご昼食にお弁当をご準備しております。お席にてお召し上がりください。
  • 英語から日本語への同時通訳を実施いたします。(日本語から英語への通訳はございません)

【ご協力のお願い】

  • 著作権および情報保護のため、お申込者様は権利者の許諾を得ずに、いかなる方法においても本サービスを通じて提供される情報またはファイル等について、著作権法で認められるお申込者様個人の私的利用の範囲を超えて、使用することはできないものと致します。つきましては、視聴者様による記録行為(録音・録画、スクリーンショット、写真撮影等)は固く禁止と致します。
  • シンポジウムの妨害やプライバシーの侵害を招く恐れのある行為を禁止します。

(弊社は、記録等のため、講演会場内をはじめとするすべてのエリアで適宜、録画・録音・写真撮影を実施いたします。)

プログラム

*それぞれのご講演の後に質疑応答の時間を設けております。(約5分~10分)
*プログラムは予告なく中止・変更となる場合がございます。

タイトル 講演者
10:00-10:10 開会のご挨拶 IDAJ
10:10-11:10 Part1)ESTECO Corporate and Strategy Overview
Part2)Technical Insights and Use Cases *English Lecture
タイトル Part1)ESTECO Corporate and Strategy Overview
Part2)Technical Insights and Use Cases *English Lecture
講演者 ESTECO 社 様
時間 10:10-11:10
概要
ESTECO 社 様
11:10-11:40 Hondaの1D MBDの取り組みとIDAJ様最適化技術との連携
タイトル Hondaの1D MBDの取り組みとIDAJ様最適化技術との連携
講演者 本田技研工業 株式会社 様
時間 11:10-11:40
概要 Hondaでは高効率なパワーユニット開発に向け、1D MBDの活用を進めている。
本1D MBDは、車両システム性能の予測、検証を目的としており、モデル構築、および社内普及を推進しているモデルである。
現状は各性能評価担当者による単目的性能に対する活用が主流であるが、さらなる高効率な開発の実現に向けて、多目的性能に対する活用を視野に入れる必要がある。
車両システムとしての全体性能をバランシングさせるために、本1D MBDに対するシミュレーション手法を多目的最適化環境へとアップグレードする必要がある。
本講演では、IDAJ様が強みとする最適化ツールmodeFRONTIERと、Honda 1D MBDとが連携することにより、上記課題を解決するシミュレーション環境を構築に成功した事例について述べる。
■modeFRONTIER他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 8年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ パワーユニット性能設計および車両システムから見たパワーユニット制御最適化
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 直観で伝わるGUIプロダクトと強力なサポート体制
本田技研工業 株式会社 様
11:40-13:10 休憩
13:10-13:40 modeFRONTIERのR-MORDO機能を用いた小型コイルロバスト設計への適応
タイトル modeFRONTIERのR-MORDO機能を用いた小型コイルロバスト設計への適応
講演者 株式会社 村田製作所 様
時間 13:10-13:40
概要 小型コイルなど、電子部品の大幅な構造変更やプロセス条件を変更する場合、工程ばらつき量が不明確となるためロバスト設計ができず、商品作り込みの際に所望の良品率が確保できない場合がある。そのため、開発段階で後戻りが生じたり、量産後に不良率が高くなるなどの不具合が発生することがあった。
この課題に対し、modeFRONTIERのR-MORDO機能を用いることで、解決手法が得られないか検討した。
今回、modeFRONTIERのR-MORDO機能を、小型コイルのロバスト設計に適用した事例を紹介する。
■modeFRONTIER他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 1年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ 自動構造設計最適化と逆ロバスト設計検討
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 解析結果抽出のグラフ作成の種類が多く作成が容易であること
株式会社 村田製作所 様
13:40-14:10 ダイセルのDX戦略におけるmodeFRONTIER活用 ~最適化技術の導入・現状・これからに向けて~
タイトル ダイセルのDX戦略におけるmodeFRONTIER活用 ~最適化技術の導入・現状・これからに向けて~
講演者 株式会社 ダイセル 様
時間 13:40-14:10
概要 当社では、様々なシミュレーション技術および付随技術を活用して全社の研究開発における課題の解決、製品設計の精度向上を推進している。それら付随技術の中の一つとして最適化技術がある。本講演では、当社におけるmodeFRONTIERを活用した最適化活用事例を報告する。また、本技術の導入から始まり、現状に至るまでの取り組みと得られた知見・そして今後の展開について技術的な側面および組織的な側面の観点から紹介する。
■modeFRONTIER他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 4年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ 生産プロセスの最適化
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 ・使いやすいGUIで最適化が可能なためツール習得までに時間がかからない
・手厚いサポート
株式会社 ダイセル 様
14:10-14:40 トポロジー最適化による磁気部品形状最適化 -ワイヤレス給電への適用事例-
タイトル トポロジー最適化による磁気部品形状最適化 -ワイヤレス給電への適用事例-
講演者 オムロン 株式会社 様
時間 14:10-14:40
概要 オムロンではパワーコンディショナやFA電源といったエネルギー関連製品を製造している。カーボンニュートラルな社会の実現に向けて、それらはエネルギー変換の高効率化が求められている。ワイヤレス給電もそのうちの一つであり、他にはない特徴として送受電ユニットの位置ズレに対するロバスト性がある。
ワイヤレス給電の効率・位置ズレロバスト性は、磁気部品の形状に大きく左右される。従来実施されてきた磁気部品の寸法最適化では、自由度の低い形状に限られていた。
そこで本講演では、抜本的な性能改善を目的により自由度の高い形状が期待できるトポロジー最適化を、modeFRONTIER上で実施した事例を紹介する。
■modeFRONTIER他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 1年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ パワーエレクトロニクス関連機器の設計・最適化
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 ・多種多様なソフトウェアと連携可能な点
・簡単に結果を可視化
・分析できる機能が充実している点
オムロン 株式会社 様
14:40-15:20 休憩
15:20-15:50 多目的最適化手法を用いた連結制振構造の最適ダンパー配置
タイトル 多目的最適化手法を用いた連結制振構造の最適ダンパー配置
講演者 株式会社 大林組 様
時間 15:20-15:50
概要 連結制振構造は、2棟の構造物を制振部材(ダンパー)により連結することで振動エネルギーを効率的に吸収し、耐震性能を向上させた構造形式である。本講演では、連結制振構造を利用した超高層RC造建築におけるダンパー配置について、多目的最適化手法を用いて最適なダンパー配置を探索した事例を紹介する。振動性状やダンパー配置条件の異なる加力方向ごとに、制約条件を満足する解が得られ、Pareto解として得られたダンパー台数と層せん断力係数の間にトレードオフの関係があることを示す。
■modeFRONTIER他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 約2年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ 建築構造の地震応答解析を用いた制振構造のダンパー配置最適化
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 ・充実したポスト処理
・ビジュアライゼーション
株式会社 大林組 様
15:50-16:20 匠 meets MBD ~modeFRONTIERを活用した操安性・乗心地の開発~
タイトル 匠 meets MBD ~modeFRONTIERを活用した操安性・乗心地の開発~
講演者 マツダ 株式会社 様
時間 15:50-16:20
概要 弊社では「匠」と言われる職人が中心となり、操安性・乗心地性能を実車で作り込んできた。しかし、近年の開発期間短期化によって、実車での性能の作り込みに掛けられる時間が減少傾向である。そこで、弊社ではmodeFRONTIERの活用により、MBDで機械特性を作り込み、匠は感性領域のみを作り込むという、MBDと匠が連携した開発プロセスを構築した。
■modeFRONTIER他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 3年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ ・操安性、乗心地の運動解析
・応答曲面作成
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 ・ユーザーインターフェースに優れていること
・機能が充実しており、やりたいと思うことは大抵できること
マツダ 株式会社 様
16:20-16:50 鉄骨構造の設計業務における最適化技術の適用に関する検討
タイトル 鉄骨構造の設計業務における最適化技術の適用に関する検討
講演者 大和ハウス工業 株式会社 様
時間 16:20-16:50
概要 近年、汎用の多目的最適化ツールと一貫構造計算プログラムを組み合わせた構造最適化技術の検討事例が報告されている。一般に設計業務においては、鋼材重量や構造指標のほか、施工性、加工費など様々な指標を考慮したうえで解が選択される。多目的最適化では、複数のパレート解が示されるため、どの解を選択すべきか設計者が判断する必要がある。本講演では、設計者がパレート解の中から合理的に解の選択を行えるようにすることを目的に、部材断面の数や柱・梁段差に着目し、多目的最適化手法を用いて鉄骨構造の柱・梁の断面最適化について検討を行った結果を報告する。
■modeFRONTIER他弊社取扱いソフトウェアについて
弊社取り扱いのプロダクトのご利用年数 1年
弊社取り扱いプロダクトを利用しての主な解析テーマ 鉄骨造建物の構造最適化
弊社取り扱いプロダクトを気に入っていただいている点 ・直感的なGUIと充実したポスト処理機能を有している点
・一貫構造計算ソフトと直接連成させた解析が行える点
・サポート体制
大和ハウス工業 株式会社 様
16:50-17:00 閉会のご挨拶 IDAJ
お問い合わせ先
株式会社 IDAJ
IDAJ SYMPOSIUM 事務局
〒220-8137 横浜市西区みなとみらい2-2-1-1 横浜ランドマークタワー37F
TEL: 045-683-1990  FAX: 045-683-1999  E-mail: IDAJ-SYMP@idaj.co.jp