modeFRONTIER Session
Introduction
日本の製造業は、慢性的な人手不足や価格転嫁の難しさといった構造的課題を抱えながら、GX(省エネ・脱炭素)への対応や経済安全保障への取り組みを迫られています。コロナ禍以降は各種投資が回復し、ソフトウェア投資も順調に増加していますが、米国や欧州などと比べると依然として低水準にとどまっています。賃金の伸びは鈍く、実質賃金も長らく停滞しています。こうした状況を変えるには、ソフトウェアを十分に活用するための従業員育成と、知の再利用が重要だと指摘されています。
GXと同時に求められる製品力の向上(相反性能の両立)、サプライチェーンリスクを見据えたロバスト設計の導入、人員不足を補うために属人作業のパッケージ化による再現性と処理量の確保など、解決すべき課題は複雑です。modeFRONTIER・VOLTAは、自動化ワークフローの構築、複合最適化、ロバスト解析、サロゲートモデルの適用などを通じて、これら課題の解決に貢献できると考えております。
本セッションでは、避けては通れないGXと、GXとは切り離せないDXの推進にあたっての有用なアイデアをご提供いたします。今年もmodeFRONTIER・VOLTAの開発元であるESTECO社をお招きし、今後のビジョンと、さらに進化したESTECO製品についてご説明いただきます。また、各業界のユーザーの皆さまからも貴重なご講演を賜ります。
多くの技術者様にとって、本会が日常業務における有益で価値ある情報収集の場となり、それらを実務にお役立ていただければ幸いです。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第一モデリング・ソリューション本部 解析技術3部 部長 清水 欧一
プログラム
*それぞれのご講演の後に質疑応答の時間を設けております。(約5分~10分)
*プログラムは予告なく中止・変更となる場合がございます。
*英語のご講演では同時通訳サービスをご提供します。
タイトル | 講演者 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00-10:10 | 開会のご挨拶 | IDAJ | ||||||||||||||
10:10-10:55 | ESTECO Corporate and Strategy Overview(仮) *English Lecture
|
ESTECO 社 様 | ||||||||||||||
10:55-11:40 | modeFRONTIERの導入期以降の展開と活用促進のための取り組み紹介
|
三菱電機 株式会社 様 | ||||||||||||||
11:40-13:10 | 休憩・ネットワーキング | |||||||||||||||
13:10-13:40 | eVTOL航空機に向けた電動モータの最適化設計
|
公立大学法人 公立諏訪東京理科大学 様 | ||||||||||||||
13:40-14:10 | modeFRONTIERを使った工場の人員配置の多目的最適化とその評価方法の検証
|
中部電力 株式会社 様 | ||||||||||||||
14:10-14:40 | 遠隔地アクセスによる半導体テスト装置を用いた先端DRAMの回路動作性能最適化
|
マイクロンメモリジャパン 株式会社 様 | ||||||||||||||
14:40-15:20 | 休憩・ネットワーキング | |||||||||||||||
15:20-15:50 | modeFRONTIERを活用したETC設計におけるマルチフィジックス最適化事例
|
株式会社IHI 様 | ||||||||||||||
15:50-16:20 | サロゲートモデルを用いた資源循環型化学システムの設計 ―溶媒選択によるCO2排出量とコストの最小化に向けて―
|
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 様 | ||||||||||||||
16:20-16:50 | -
|
調整中です。 | ||||||||||||||
16:50-17:20 | 深層学習×CAEによる耐久性能設計革新 〜構想段階での構造最適化を実現〜
|
株式会社 SUBARU 様 | ||||||||||||||
17:20-17:30 | 閉会のご挨拶 | IDAJ |