MBD・設計製造DX Session
Introduction
特定のプロダクトやツールではなく、CAE・MBDを活用したプロセス改善やDX推進の取り組みにスポットライトを当てた本セッションは、本シンポジウムの前身である2019年のカンファレンスで「MBDを活用した協調設計」と題してはじめて開催し、コロナ禍を経て今年で4度目となります。この間、カーボンニュートラルや自動車業界におけるCASE対応など、製造業を取り巻く環境の大きな変化も相まって、CAE・MBDは単なる効率化を図るための手段から、プロセスを変えるための手段として認知されるようになりました。また近年では、ISO26262をはじめとする機能安全規格やAutomotive SPICEなどの標準プロセスへの対応が求められる中、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE; Model Based Systems Engineering)の概念が浸透しつつあり、設計開発への適用が進んでいます。
従来のメカ中心の設計から、ソフトウェアによって製品の機能が定義されるSoftware Defined Productsの設計、複数のシステムが互いに相互作用するSystem Of Systemsの設計など、設計開発は新たなステージを迎え、既存領域におけるプロセス改善と新たな価値を生み出すための設計開発を同時に進めなくてはならない状況において、MBD・MBSE指向のプロセスへのさらなる変革が求められています。
このような背景を踏まえて、本セッションでは「設計製造DXの進化とモデル活用による共創」をテーマに、自動車・精密機械・船舶・重工など分野の異なる国内外の企業様からご講演をいただきます。
企業や業界の垣根を超えたご参加者様同士の交流を通して、CAE・MBD・MBSEを活用した設計開発の変革を推し進めていただくためのヒントを得る場として本シンポジウムをご活用いただければ幸甚です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
MBDソリューション開発部 部長 玉手 弘一郎
プログラム
*それぞれのご講演の後に質疑応答の時間を設けております。(約5分~10分)
*プログラムは予告なく中止・変更となる場合がございます。
*英語のご講演は逐次通訳させていただきます。
午前 | 共通セッション | |
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午後 | モデル活用による共創 | 設計製造DXの進化 |
共通セッション(会場1+2)
タイトル | 講演者 | |||||||||
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10:00-10:10 | 開会のご挨拶 | IDAJ | ||||||||
10:10-11:40 | モビリティ開発の現在地点と未来 |
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ご講演者様・企画他調整中です。 |
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11:40-12:10 | MBD・MBSE指向の設計開発プロセスの実現に向けて
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IDAJ | ||||||||
12:10-13:40 | 休憩・ネットワーキング |
モデル活用による共創(会場1)
タイトル | 講演者 | |||||||||||||||
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13:40-14:40 | デジタルスレッドの実現に向けたベストプラクティス *ENGLISH LECTURE
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Intercax 社 様 | ||||||||||||||
14:40-15:10 | 東京大学MODEにおけるシミュレーション基盤構築の取組
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株式会社 MTI 様 | ||||||||||||||
15:10-15:50 | 休憩・ネットワーキング | |||||||||||||||
15:50-16:20 | - | 調整中です。 | ||||||||||||||
16:20-16:50 | modeFRONTIERによるシャシダイナモ運転支援ツールの構築
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愛三工業 株式会社 様 | ||||||||||||||
16:50-17:20 | 車両デザイン検討のための自然言語駆動型3Dデザイン生成技術の研究
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本田技研工業 株式会社 様 | ||||||||||||||
17:20-17:30 | 閉会のご挨拶 | IDAJ |
設計製造DXの進化(会場2)
タイトル | 講演者 | |||||||||||||||
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13:40-14:10 | CAEによる光学素材製造プロセスの改善
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株式会社 ニコン 様 | ||||||||||||||
14:10-14:40 | メカCAE担当者のEMC解析への多能工化によるEMC解析の設計適用
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株式会社 トプコン 様 | ||||||||||||||
14:40-15:10 | 免震装置-鉛プラグ入り積層ゴム支承(LRB)の熱力学連成解析
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オイレス工業 株式会社 様 | ||||||||||||||
15:10-15:50 | 休憩・ネットワーキング | |||||||||||||||
15:50-16:20 | 船舶技術の未来を拓く:MBDとCFDの融合による設計革新
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常石造船昭島研究所 株式会社 様 | ||||||||||||||
16:20-16:50 | ゼオライトDACの挑戦 ― 材料・モジュール・CAEで拓くカーボンニュートラルへの道
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Planet Savers 株式会社 様 | ||||||||||||||
16:50-17:20 | 調整中です。(逐次通訳をいたします)
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SHANGHAI NUCLEAR ENGINEERING RESEARCH & DESIGN INSTITUTE 様 | ||||||||||||||
17:20-17:30 | 閉会のご挨拶 | IDAJ |