商用CFDソフトウェアの成熟とニーズの二極化

商用の汎用CFDソフトウェアは製品としての成熟期にあります。
ソフトウェアそれ自体が大規模化し、多くの機能やマルチフィジックス・ソリューションを提供するなど、多機能で使いやすくなってきました。
一方で、新たな課題も発生しています。
その一つとして、解析対象が限定される場合の、使い勝手や機能面での不足があげられるのではないでしょうか。
商用の汎用ソフトウェアの機能は、多くのテーマを対象とするため、様々な面で技術的にかなりの妥協が強いられます。例えば、エンジンのような専門性の高いテーマに対しては機能不足なことがあり、お客様が取組まれているテーマに対して最適なソフトウェアでない場合も多くあります。
また、どれだけ高機能なソフトウェアであっても、実際にはごく一部の機能しか使わないというお客様もいらっしゃることでしょう。しかし、多くの機能を利用されるユーザー様と、限定的な利用を目的とされるユーザー様は、同じツールに対して同じコストを費やして利用しなければならないというのは、フェアではありません。
この問題を解消するためには、多機能なソフトウェアに対するニーズと、専用的なソフトウェアに対するニーズ、これらに柔軟に対応する新たなコンセプトを持った製品やサービスが必要です。
高い専門性は要求されず、数多くの機能を有し、1つのソフトウェアで多様なシミュレーションが可能な “多機能・高額”商用型ツール
⇒すべてのニーズを1つのツールで満たす
高い専門性が必要とされるテーマに対して、CFDとしての機能は限定的ながらも解析対象を絞ることによって、機能性や使い勝手を向上させた“高機能”専用型ツール
⇒限定的なニーズを1つのツールで満たす
商用ソフトウェアの利用環境や使い勝手の良さを備え、複数のソルバーを組み合わせて構成する“多選択肢・低額”カスタマイズ型ツール
⇒すべてのニーズをカスタマイズとコンサルティングによって満たす
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