商用CFDソフトウェアが抱える課題

高額なコストが足かせに

近年、ハードウェアのコストに比べると、ソフトウェアのコストの突出が顕著です。また、ライセンス料金は、毎年10~20%程度値上げされる傾向にあります。
このような状況においては、特に、ヘビーユーザーのお客様は、すでにCFDソフトウェアのライセンス料金が年間数億円単位にまで膨れ上がっています。
利用者や解析対象の拡大、最適化計算による計算ケース数の増大、計算モデルの大規模化など、今後の需要を考慮すると、そのライセンス料金はこれから5年で2倍に達するとも予測されています。
これは、CFDの利用拡大、精度向上、関連会社展開等における大きな阻害要因となりえます。

開発元1社というクローズドな環境

全世界のユーザーの要望、CFDの全てのテーマを開発元1社で対応しようとしています。
残念ながら、ここ数年のバージョンアップでは、抜本的な機能向上がほとんど見られません。また、世界のユーザーベースが大きいため、ユーザー様個別の開発要望は、なかなか反映されません。
さらに最近は、自社権益を守るために、クローズド思考が強くなる傾向が見うけられます。

商用CFDソフトウェアに対する投資の安定性・継続性は保証されていない

ユーザーサブルーチンやカスタマイズ、システム化、独自GUIは、将来的な利用が継続できるとは限りません。
また、バージョンアップの際には、多大な費用や工数をかけて移植する必要があり、せっかく最新バージョンに対応しても以前と同じ計算結果が得られるとは保証されていません。
さらに、プロダクト・ラインの切り替えや統廃合といった開発元の都合によって、これまでの投資やノウハウが無駄になる可能性も否定できません。
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