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Integrated Environmental Solution(IES)がCOP26のBlue Zoneにスポンサーとして参加

皆さま、こんにちは。

IDAJの飯田です。

 

エコビルディング統合解析・BIMプロセス支援ソリューション「Virtual Environment」の開発元であるIESが、来るCOP26(※)のBlue ZoneでGlobalABCWe Mean Business(WMB)との合同パビリオンである「Business Pavilion for Climate Leadership hosted by the WMB coalition(WMBが主催する気候リーダーシップのためのビジネスパビリオン)」にスポンサーとして参加します。一部のアクティビティには世界中からオンラインで参加することができます。

(※)COP26は、2021年10月31日から11月12日にかけてイギリスのグラスゴーで開催されます。COPとは、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)を批准するすべての国(締約国)が参加する会議であり、最高意思決定機関です。今回が26回目の締約国会議なのでCOP26と呼びます。

 

エコビルディング統合解析・BIMプロセス支援ソリューション「Virtual Environment」とは?

Virtual Environment (VE)は、統合モデルを用いて日照や光、温熱環境などの建物環境をシミュレーションするソフトウェアで、日照、光、温熱環境、配管、配線、避難、コストなどを計算することができます。VEは、BIM(Building Information Modeling)プラットフォームとの運用性を重視しており、双方向の情報交換によって設計プロセスを高速化し、容易にデジタル設計に取り組むことができます。
パネル上のアイコンによる選択がメインで、コマンド入力の必要はほとんどなく、初心者でも直感的にご利用いただけます。

 

 

従来の設計手順では、熱解析や光解析、コスト算出などを別々のソフトウェアで計算するため、解析の対象が同じであっても、各担当者がそれぞれ使用しているソフトウェアで、それぞれにモデルを作成して計算しなければなりませんでした。モデル作成工数が、解析全体に占める割合は高く、モデル作成工数を削減することこそが、設計段階における効率化ポイントの一つです。
VEは、対応するすべての解析で共通のモデルを使用するため、一度作成したモデルを担当者が各種解析に使用することが可能であり、モデル作成工数の削減を期待することができます。

現在の設計プロセスにVEを初期の段階から導入することで、多方面から、迅速に設計の評価、考察、変更を行うことが可能なので、より商品価値の高い、省エネルギー性に優れたビルや住宅、建築物の設計・建設をサポートします。また、各プログラムは個別に価格設定されていますので、必要なプログラムだけを組み合わせてご購入いただけます。

主な機能は以下の通りですが、他にも数多くの機能があります。

Model Building:3Dモデリング機能を中心に、他のアプリケーションからのインポート機能、DXFフォーマットの平面図からのインポートと3次元化など、様々な用途にも柔軟に対応します。

Airflow:換気や熱的快適性の解析においては、流体解析に関する深い専門知識を必要とせず、複雑な空気の流れを計算することができます。計算終了後には、視覚的な分析のために、画像とアニメーションを生成します。

Solar:ユーザーフレンドリーな画面を使って、建物や周辺構造物の年間を通じての日照と影の影響を分析することができます。内部や外部のシェーディング装置をテストして日照面積と日照時間を計算することで、エネルギー消費を予測することができます。

Light:自然光を最大限活用しつつ視覚的な快適さを確保し、人工照明の依存度を減らながら、同時に照明デザインの外観と性能をテストします。

Egress:建物とその居住者を定義し、日常的に建物内を移動したり、緊急時に避難する方法をシミュレートします。
人の体型サイズや歩行速度などを設定し、火災避難経路、脱出時間を評価して、人の動きを2Dまたは3Dフォームで表示します。もちろん、ビデオコントロール機能を使って、リアルタイムに人の動きを再生させることができます。計算手法には、最短距離法を採用しています。

Energy & Carbon:未来に向けた革新的な省エネルギービルディングシステムの設計を支援します。

 

【適用例】コロラド州立大学の環境エネルギーマネジメント

Ambient Energy社様では、アトリウムのアーキテクチャとパッシブ戦略の概念を実装する前に、 IESVEを使用してテスト・検証されています。最初に風と気候を分析し、自然要因が建物に与える影響が明らかになると、常に変化する風向が自然換気に影響するのではなく、主に浮力に依存することがわかりました。天窓と自然換気を効果的に利用することで、アトリウムの採光、冷却、エネルギー効率を50.3%向上させることができました。(出典:Integrated Environmental Solutions Ltd. , Case Studies

 

 

適用事例はこちらでも掲載しています。あわせてご覧ください!

 

COP26: Building a Zero-Carbon Future

COP26の開催都市であるイギリスのグラスゴーは、IES創業の地でもあります。IESが参加する主なアクティビティをご紹介します。(詳細は、こちらを合わせてご覧ください)

 

(1)11月9日(10.30 – 11.00am GMT):IESのCEOであるDon McLeanが、“Digitalisation for a decarbonised built environment.(脱炭素化環境構築のためのデジタル化)”というトピックでプレゼンテーションを行います。

 

(2)11月2日(4pm – 5pm GMT):IESと建物環境の専門家が参加するLive B1Mパネルディスカッションが開催されます。テーマは「Here’s the Key to Net-Zero Buildings」。デジタルツインがネットゼロ・ビルディングにどのように役立つのか、当日のディスカッションにご期待ください。

 

(3)10月31日~11月12日:「After the Pandemic」は、12日間に及ぶ展示、ワークショップ、プレゼンテーションなど、パンデミック後の世界がより良いものにすることを目指しています。IESの展示スペースがあり、11月11日には、IESのリサーチリーダーであるAdalberto Guerra Carbreraがこのイベントに参加します。

 

(4)11月8日(14:20pm – 14:50pm BST):「VISION 2045 Summit & Panel」は、すべての人にとってより良い、より公正な世界を創造するための世界的な取り組みを支援することを目的としています。IESは、Siemens Energy、SGB SMIT、EOSの専門家らとともに「手頃でクリーンなエネルギー」に関するパネルセッションを行います。

 

(5)10月31日~11月12日:IESはCOP26プリンシパルパートナーであるSSEと協力して、COP26の会場でもあるSEC(Scottish Event Campus)の建物のデジタルツインを提供しました。このデジタルツインは、SSE Digital Twin Showcaseにおいて、COP26のGreen ZoneとBlue Zoneの両方で、「スマートシティ向けARデモンストレータープラットフォーム」の一部として展示されます。このプラットフォームによって、訪問者はCOP26のライブ表現を体感し、将来のネットゼロソリューションがどのようなものかを見ることができ、また、それがどのように達成され、どのような結果がもたらすかを理解することができます。

 

(6)10月31日~11月12日:Scottish Enterprise COP26のバーチャル展示内のIESスペースにアクセスしていただくと、IESのチームメンバーと直接お話していただくことができます。

 

(7)10月31日~11月12日:IESがパートナーの一員であるBuild Better Nowのバーチャル展示やオンラインイベントが開催されます。

 


 


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