エンジニアリング・コンサルティング「電磁界解析サービス」開始しました。
皆さま、こんにちは。
IDAJは、CAEパッケージを開発・提供する側であると同時に、大規模ユーザーです。こと、CAEに関しては、優れたソフトウエアだけでは問題解決には不十分で、それらを使いこなしつつ、様々な問題に適用させる技術も必要です。
弊社は、長年にわたって、様々な分野において、数多くのコンサルティング実績を積み重ねてきましたが、この度「電磁界解析サービス」をエンジニアリング・コンサルティングメニューに加えました。
社内の電磁界解析担当者が少人数のため、解析について相談できる人がいない、電磁界解析のニーズは増えたが社内に十分な専任者を確保することができない、現状の解析を実施するだけで忙しく新たな技術的課題にチャレンジする工数を確保できない、現在実施している解析を設計者へ展開したいといったお客様には、便利にご活用いただけるのではないかと思います。
1. 解析モデル作成サービス
弊社でJMAGの解析モデルを作成し、解析を実施、その結果を報告書にまとめてご報告します。解析内容や結果の評価方法についてもご説明しますのでどうぞご安心ください。また、形状データがない場合でも、ご要望に応じて弊社が3次元形状の作成から承ります。

より線状コイルの電流密度(左)と磁束分布(右)
2.電磁界-熱流体連携解析サービス
磁気回路設計では様々な問題を解決しなければなりませんが、とりわけモーター設計においては、熱は永久磁石の不可逆減磁という大きな問題が発生することがあり、重要な評価項目となります。そこで電磁界解析で求めた発熱量を熱流体解析モデルにマッピングして計算する、電磁界-熱流体連携解析が必要です。

電磁界解析と流体解析の連携解析
3. 形状最適化サービス
「モーターの電流や位相角を振った上で、最大トルク制御の駆動条件で評価」、「二次元で電圧源解析を実施した上で、その電流波形を元に3次元の電流源解析を実施」、「電磁鋼板のBHカーブを数パターン変更させた際の、コギングトルクのロバスト性を評価」など、様々な条件を自動化するワークフローを構築することはもちろん、そのワークフローを弊社の計算環境で最適化し、その最適化結果を納品することも可能です。また、最適化形状が「なぜ最適解となっているのか?」という原理原則を、modeFRONTIERに搭載されているCAP(Computer Aided Principle)機能を使って検討することできます。

最適化ワークフロー(左)と最適化後のパレート解とロータ形状(右)
お見積もりなどは無料ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
株式会社 IDAJ 営業部
TEL:045-683-1990 E-mail:info@idaj.co.jp