ソリューション
ソフトウェア
その他・お知らせ
本文までスキップする

営業部通信:「名(迷)鉄名古屋駅」ばなし

皆さま、こんにちは。

IDAJの増田です。

 

今日は私が通勤で毎日利用してている「名鉄名古屋駅」についてお話したいと思います。

弊社中部支社は名古屋駅が最寄駅ですし、中部圏の方はご利用される方も数多くいらっしゃるかと思います。

さて、この名鉄名古屋駅は大都市圏の中心にあり、1日の乗降客数が26万人以上であるにも関わらず、プラットフォームが上りと下りの2線しかありません。

「世界一の過密ダイヤの駅」とも言われる程、次から次へと、ひっきりなしに電車がホームにすべりこんできます。

一つの乗り場に行き先の異なる電車が数多くやってきますので「この電車乗っていいんか、、?」と少しでも迷っていると、すぐに発車のベルがなり無情にも扉が閉まり、結果的に30分も待ちぼうけ、、、(泣)といったご経験をされた方も多いのではないでしょうか?(ここに確実に1名、私がおります (・∀・)/ ハーイ)

「名(迷)鉄名古屋駅」

JR線をはじめ数多くの路線が密集する名古屋駅。

名鉄名古屋駅は後発だったが故に、多くの車線のためのスペースを確保することができませんでした。そんな名鉄名古屋駅には様々な特徴や工夫がありますので、簡単にご説明します。

 

まず、名鉄名古屋駅発のダイヤをご覧ください。

8時台は豊橋方面が15本、中部国際空港方面が13本で合計28本。豊橋方面行きの15本の中に特急が4本、急行が6本、準急が1本、普通が4本です。(私は準急ユーザーなのですが、これを逃すと大変です  _| ̄|○ ガクッ )

中部空港方面は特急が3本、μスカイが2本、急行が3本、快速急行が1本、準急が2本、普通が2本。

これらが同じホームにどんどんやってきます。

行先も東岡崎・豊橋・碧南・豊田市・西尾・中部国際空港・河和・内海方面と様々・・・これが、8時台だけでなく、朝から晩までずっとこの本数で動いているんです。

 

 

 

さて、これだけいろいろな種類の電車が来るにも関わらず、乗客たちはどのようにして、目当ての電車に乗っているのでしょうか?

次にホームを見てみましょう。

ホームには「青色」・「緑色」・「黄色」・「水色」のカラフルなビニルテープが乗車位置(列)をガイドするように貼ってあります。

青色は豊橋方面、緑色は中部空港方面、半田方面は水色といった具合です。とりあえず行き先に沿ったテープ色の列に並びます。

ただ、ここで安心してはいけません。行き先は同じでも電車の種別は様々です。全ての人が急行に乗るわけではありませんから、並んで待っていたら、前の人は急行に乗らず、後ろの人に追い越されたりすることは、軽くあります。もちろん逆もしかり(笑)。

 

 

こんな状況で電車の遅れがあったらどうなるのでしょうか?

このような構造なので、一本の電車が遅れると、すべてに必ず影響します。(この記事を書いている今日も、名鉄本線で事故があり、全てのダイヤが大幅に乱れました。)

乗客はダイヤ、乗車位置だけでなく、電車の時間についても注意深く確認する必要があります。

最後に放送を聞きましょう。何と!名鉄名古屋駅での案内は「肉声」でした。

名古屋駅に到着する全ての電車を「肉声」で案内してくださいます。ひっきりなしに迫りくる、数々の電車をDJのように、さばいてらっしゃいました。恐るべし・・・

 

名鉄名古屋駅「DJブース」

 

どうやら、ダイヤが過密すぎてコンピュータでの案内が間に合わないのと、ダイヤが乱れることも多く、臨機応変に対応できる人間によるアナウンスでないと対応できないのだそうです。

AIやコンピュータではとって代わることができない「匠の技」ですね。デジタルな部分は極限までコンピュータで制御し、残ったアナログな部分は人間が”技”を発揮する。

そんな名鉄名古屋駅ですが、リニア新幹線が開業される2027年にあわせて現在の駅位置をほんの少し南下させ4線化することが正式発表されました。新しい駅舎も楽しみだな~。

 

 

■IDAJがご提供するオンラインコンテンツをご紹介しています。

IDAJ Resource Center

 

■オンラインでの技術相談、お打合せ、技術サポートなどを承っています。お気軽に下記までご連絡くださいますようお願いいたします。

株式会社 IDAJ 営業部

Webからのお問い合わせはこちら

E-mail:info@idaj.co.jp