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営業部通信:社会人ゴルフのススメ(3)

皆さま、こんにちは。

IDAJの営業部:担当Uです。2回に分けて書かせていただいたこの記事も最後になりました。

<個人的に考えるゴルフの魅力>

1)人とのつながり・立ち振る舞い

2)ほっこり土地巡り

3)今の自分を超えるスキルを養う

 

 

 

今の自分を超えるスキルを養う

ゴルフは個人スポーツです。誰と回ろうが、どんなスコアを出そうが、その日の出来事と結果は自分に帰結します。

当然よいスコアを狙いたく、一つ一つのショットの成功・失敗で一喜一憂することばかりですが、プレー回数をこなしてくると、広い視野を持った堅実的なコースマネジメントが重要だと気づきます。

残り距離ではなく、残り打数を重視したクラブやショット選び、あわよくばの無謀な冒険ショットの連発ではなく、この場だけの数少ないチャレンジショットだという自覚を持った選択、よいスコアが重なったときに無邪気な実力の成長だと思うのか、その日だけたまたま稼いだ貯金だと思うのか、などなど。

人生と生活をかけて取り組まれる職業プロではありませんが、それなりに隙間時間で練習してきた成果が形となって表れて欲しいと思うのが、人の心というもの。ましてや直前の練習の感触がよかったり、新しい道具を投入した日などは言うに及ばず、です。

私もまだまだ修行が足りず、諸先輩方に基礎の教えを乞う日々でなのですが、今の私にとってのゴルフは「失敗マネージメント」のスポーツとなっています。

ナイスショットであっても、方向がダメ、風の影響を読み切れずダメ、落ちたグリーンの硬さ・形状に対してダメなど、毎回、コース設計者のしてやったりの“にやにや”を常にどこかで感じながら、試行錯誤することばかりです(当然、それ以前のミスもたくさんありますが)。つまりゴルフは、成功の実現を考えてプレーするスポーツではなく、失敗を避けることを考えてプレーするスポーツだと考えるのです。

 

実は、この失敗を避けることを考えるという点が、ゴルフの面白さの一つだと思います。

奇跡的な実力以上のナイスショットの連発は置いておいて、実力にそこそこ見合ったナイスショットやコースマネジメントが続き、極力、失敗が少ないまま、または程度が小さいままホールアウトできれば、それは成功と呼んでよい結果を得ることができます。(こんな日はほとんどありませんが、)きっと自分でも驚くような結果(スコア)になるはずです。よくプレー後に、奇跡的で派手なナイスショットが話題になりますが、一方で、地味ながらもピンチをうまく切り抜けたショットの方が、自分なりの達成感がじわじわと湧き上がっています。失敗さえしなければ、1ショット、1ホール、全ホールと、一日に何十回も成功体験を味わうことができます。これこそが、ゴルフの醍醐味ではないでしょうか?!

 

最終回もゴルフに関連するシミュレーションの事例をご紹介します。

 

 

こちらは、パーティクルシミュレーターRocky DEMを用いて、(私がとっても苦手な)バンカーショットをシミュレーションした例です。

Rocky DEMの大きな特徴の1つに、離散要素法(DEM)の計算に球形以外の任意の異形粒子を用いることが挙げられます。本事例では、ゴルフボールをディンプル形状も考慮したデコボコした異形粒子としてモデル化しています。またRocky DEMはGPUを利用した高速計算が可能で、「計算が高速≒扱える粒子数が多い」ということになりますので、他ツールでは粗視化モデルを用いなければ難しかったレベルの多粒子の計算が実用的なレベルで実現できます。

私もバンカーショットの前に、シミュレーションでゴルフボールにクラブを当てる速度や角度を検討してから、ベストな条件で本番ショットができればいいのですが、残念ながらまだそれは叶いませんので、ホームラン(オーバー)やゴロを繰り返す日々が続いております。もちろんここでも、私が実際にシミュレーション通りの動きを再現できるかどうかは置いておきます・・・

 

個人的には、ゴルフを通して得られる戦略性、練習が持つ意味、失敗・成功の感じ方などなどが、日々の仕事にも色々な形で活かされていると感じています。何より自分が楽しいと思える趣味と同じように取り組んだ方が、仕事もより一層楽しく、積極的になれるような気がしています。

 

何でも最後に仕事の話につなげるのは短絡的だとは思うのですが、ゴルフより何より、このような考え方をするようになったことが、社会人になったなぁと一番実感するときでもあります。

まだまだ、暑いですが、皆さま引き続き楽しい夏をお過ごしください!

最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございました。

 

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