【適用事例紹介】建設機械の作業性能・運動性能・破壊・摩耗シミュレーション

皆さま、こんにちは。

IDAJの増田です。

本日は、建設機械の作業性能や運動性能、破壊、摩耗などの現象を、机上検討するための新しいソリューション「Rocky DEM」についてご紹介します。

Rocky DEMとANSYS Mechanicalを用いて、詳細形状が再現された岩や砂利をショベルですくった時の挙動、その際、ショベルのツメの部分にかかる応力やひずみを過渡的にとらまえています。

ダンプトラックの作業性能をシミュレーションで評価しています。Rocky DEMは、乾いた、あるいは湿ったといった異なる状態の材料を荷台に乗せ、その荷卸しの挙動の違いを予測することができます。

車両走行性能の評価項目に一つに、悪路走行というものがあります。Rocky DEMの6自由度の解析機能を用いて、砂利道といった悪路での建設機械の走行シミュレーションを実施しました。

事前にある閾値を超えると破砕すると設定することで、形状を詳細に模擬したの岩や砂利の粒子群に装置や機器で負荷を与えた際の挙動予測が可能です。破砕機、運搬機などへの適用が期待できます。

岩をベルトコンベアーで搬送し、それらを金属の壁面へ接触させています。もちろん岩は単純な球形ではなく、ご覧いただけるとおわかりのように、詳細な形状を再現しています。

これらの岩が金属の壁面にあたることによって、どの程度まで金属面が変位するかを予測することが可能です。粒子数が増えても、GPUによる並列計算で高速なシミュレーションが可能です。

今後の技術開発においては、IT技術の活用による付加価値の創造が一つのポイントとなることは必至と考えられ、常に新しいモノづくりや技術の活用にチャレンジすることが重要であると認識しています。そういう観点から、弊社が建設機械業界におけるさらなる技術革新のお手伝いをさせていただけると幸甚でございます。

ここでご紹介したシミュレーションに関するご質問や、Rocky DEMをはじめとする各種CAEソフトウェアのご購入、お忙しいときだけスポット利用が可能なコンサルティングサービス（受託解析）、CAE技術構築などのご相談は、下記までお気軽にお願いいたします。

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