【はじめての流体解析】流体解析でできること(その1)
皆さま、こんにちは。
IDAJの石川です。
~流体解析をはじめる前に知っておくこと~(6)
今回は、流体解析で何ができるのか、事例を交えてご紹介します。
自動車の車体まわりの空気流れを解析したものです。
車体周りの空気の流れは空気抵抗を生み、自動車の燃費に大きく影響します。燃費の良い自動車を設計するのにも流体解析が使われています。
また、空気が車体周りを流れるとき音が生じます。流体によって生じる騒音を流体騒音といい、この騒音がどこでどれだけ生じるのかを流体解析で見ることができます。
この解析に近いものとして、無人機周りの空力解析もあります。航空機のような対象物は実験が難しく、流体解析の活用が有効的です。
これは、自転車周りの流れを解析した例です。
最近は自転車がブームになっていますが、高速で走行する自転車も空気抵抗が小さいものが求められ、流体解析が設計に使われています。
こちらはポンプの設計に利用された事例です。ポンプの内部は流れの測定が難しいのです。
こちらは、建築分野に流体解析を適用した事例です。対象となった建築物は、アムステルダム・アリーナで、オランダのアムステルダムにある開閉式屋根を備えたドーム型スタジアム。このような大きな建築物の場合は、建設前にビル風などを予測して、近隣住民への影響を考慮して、検討を重ねる必要があるため流体解析が活用されています。
事例のご紹介が続いて、記事が長くなってきましたので、続きは次回に譲ります。
続きはこちらです。【はじめての流体解析】流体解析でできること(その2)
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