「エレクトロニクスのための熱設計完全制覇」（日刊工業新聞社発行）のご紹介

皆さま、こんにちは。

IDAJの中嶋です。

今日は、弊社の技術顧問である株式会社サーマルデザインラボ代表国峯尚樹の著作「エレクトロニクスのための熱設計完全制覇」をご紹介します。

私自身、国峯の著作は全て読んでいますが、本著では

”「上流設計に携わるエンジニア」であり「サーマルデザイナー」を目指す方々”

に対するメッセージを特に強く感じました。この本の中で利用されているCFDツールは、弊社取扱いの電子機器専用熱設計支援ツール「FloTHERM」です。熱設計技術の立ち上げやコンサルティングサービスでご支援が可能ですのでお気軽に下記までご連絡ください。

■国峯から読者の皆さまへのメッセージ■

とにかく最後のつもりで知っていることをすべて書くという勢いで書きました。

結局ページが多すぎて3割カットしましたが・・・。

本書の特徴は「設計のやり方」を書いたことです。これまでの熱設計本は「温度の予測の仕方＋ちょっとした熱設計のトピック」でしたので、伝熱工学書籍の域を出ていませんでした。本書籍では、熱設計で重要な考え方の手順をご紹介しています。

コンセプトは「温度を予測しない熱設計」です。

シミュレーションは別として上流（解析より前）では温度を予測しないことが重要です。温度は結果なので、エネルギーの流れがその原因になります。エネルギーの流れは熱抵抗で決まるので、熱抵抗をどうすれば所定の温度になるかを考えます。これが本書のコンセプトです。

後出し熱設計をやめて、上流で「温度を予測しない熱設計」を行うことが大切です。

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