営業部通信:社会人ゴルフのススメ(2)
皆さま、こんにちは。
IDAJの営業部:担当Uです。
前回に続いて個人的に考えるゴルフの魅力についてご紹介させていただきます。
1)人とのつながり・立ち振る舞い
2)ほっこり土地巡り
3)今の自分を超えるスキルを養う
ほっこり土地巡り
日本のゴルフ場の多くは都市部を離れた郊外の山間地帯にあり、また互いの住居地に距離のある仲間同士では、居住地の中間地域でプレーすることが増えます。県またぎの移動には車で数時間かかることがありますが、この見知らぬ土地へ移動することが、日常の中にちょっとした変化をもたらしてくれます。
私自身、学生時代はバイクに乗っており、暇さえあれば、特に目的もなくあちこちへツーリングしていましたが、社会人になりバイクを降りてしまいました。また、平日の夜の過ごし方が変わり、また休日はぐーたら寝ていたいといった億劫さが足をひっぱって、郊外への外出の機会はめっきり少なくなりました。
ところがゴルフを始め、ゴルフの予定が入ると、スマートフォンを片手にゴルフ場までの道のりを調べるついでに、便利なマップアプリで周辺事情を調べ、気が付くと、道の駅や地元で有名な飲食店の口コミまでをチェックしている自分に気が付きました。歴史にも少し興味がありますので、移動の途中に、大昔の合戦場や史実に残る地名などを、たまたま発見することがあり、得をしたような、ちょっといい気分になります。
また、先輩と同乗すると、渋滞をうまく抜け出すローカルな抜け道やそれにまつわる小話、様々な経験談を教えてもらうこともあり、私にとっては楽しい時間です。
ゴルフは都会の喧騒を束の間忘れられる自然的なレジャーと言われることがありますが、個人的には、人工的に作られたゴルフ場施設そのものより、その道のりにある風景にこそ、色々な趣が詰まっているような気がします。一人移動の日は、帰り道はあえてナビに頼らず、なんとなくの道のりで帰ってみることがあります。たいてい道に迷いますが、それもまた一興。
今回も最後にゴルフに関連するシミュレーション事例をご紹介します。
統合有限要素法解析プログラムSIMULIA Abaqus Unified FEAを用いて、ゴルフクラブがヒットする瞬間のゴルフボールの衝撃をリアルにシミュレーションした事例です。
ゴルフクラブがゴルフボールに衝突したときの衝撃をAbaqus/Explicitでシミュレーションしています。この現象は想像通りなのですが、非常に高いひずみ率の挙動になるため、有限要素法による解析が難しい問題の一つです。
本事例では、正確な材料特性の把握と現実的なモデル構築を重視し、ひずみ速度依存性を持たせた非線形粘弾性材料モデルを高速度試験データで修正し、ゴルフボール材料の衝突時の非線形挙動を正確に捉えるように工夫されています。またゴルフボールを複数の構造層の有限要素モデルで構築し、ボールカバーの複雑なディンプルパターンとゴルフクラブの溝もモデル化に含まれています。
これらはいずれも衝撃応答において潜在的に重要な要素です。高度な材料特性モデルを用いたシミュレーション結果を単純な線形粘弾性モデルと比較して、正確な材料特性モデルの正確なモデル化がいかに重要であるかを示しています。
ゴルフ業界では設計サイクルが比較的短いこともあり、シミュレーションの精度が非常に重要視されるようで、Abaqusが強力な設計ツールとなっていると述べられています。
私のショットも、ある意味で外乱のない理想実験状態であるシミュレーションのように正確であればこんなに嬉しいことはありません。練習あるのみですね!
最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございました。
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