ブランディングのこと
学生の皆さま、こんにちは。
IDAJの新卒採用担当の平野です。
今回は、普段とは少し違ったお話をさせていただきますね。
「ブランド」って聞いたことがありますか?ほとんどの人がYesではないでしょうか。
では、「ブランド」って何でしょう?
- ブランドを高める
- ブランドが失墜する
など、様々な使われ方をします。
ひと昔前、「ブランド力を高める」には、広告を打って、知名度をあげることだと理解されていた時期がありました。世の中には、情報が少なく「有名=良い」という価値観が形成されていた時代です。でも、それほど昔の話ではありませんよ。15~20年くらい前です。
しかし現在は、ネットやSNSの普及によって、必ずしも「有名=良い」だと考える人が激減しています。「その手には乗らないぞ!」、「良いことしか言ってないんでしょ」と、広告に対してい懐疑的な人も多くいらっしゃるはず。
現代の消費者は、企業からの一方的な情報だけでその企業を評価することをせずに、自ら情報をしっかりと判断し、かつ自分なりに考えて企業、その企業が提供する製品やサービスを選択して利用するようになりました。さらには、商品そのものの良し悪しだけでなく、それを提供する企業の姿勢、社会や環境への貢献度、販売している社員の考え方やふるまいなどを考慮して商品やサービスを選ぶようになっているようです。商品やサービスを選ぶことにおいても、その「世界観」や「ビジョン」への共感が重視されています。
つまり、ひと昔前のように、広告を出して知名度を上げるだけでは評価は得られず、また、選んでいただけることもなくなりました。さらに、情報量が各段に増加し、個人の体験や感想までもが共有されるようになったため、選ばれるためには、人々の頭の中に、その企業に対する知識や体験から良いイメージを形成し、信頼を勝ち取り、好きになっていただくしかないのです。
ある企業の名前やロゴを見たとき、私たちの頭の中には、これまで得てきた情報や体験からその企業に対するイメージを思い浮かべます。この、一人ひとりの「頭の中に存在する価値やイメージのかたまり」がブランドです。
したがって、ブランドは企業や製品に対してのみ存在するのではなく、国や地域、お店、人間などなど、人が価値や意味を感じるものすべてがブランドを持っています。そのブランドが自分にとって特別なものであるとき、選択の価値がある好きなブランド、あるいはファンという状態になります。
このようなブランドを、人の頭の中に形成していくこと、それが「ブランディング」です。テレビCMや各種の広告で知名度をあげること、これはブランディングの一部で全部ではありません。
ブランディング(BRANDING)は、2つの言葉で構成されています。
「BRAND」と「ING」。
良いブランドとして長らく選択されるためには、全方面における継続的な活動が必要です。もちろんIDAJも同様で、今もなおブランディングの真っ最中なのです。
先ほど、ブランドは「人」にも存在すると言いましたが、自分の価値をブランドという視点で分析していみることも面白いかと思います。
「自分はどんな人に愛されたいか」
「自分はどんな価値を提供できるか」
「自分はどんな”らしさ・イメージ”を感じさせたいか」
という項目で整理して、自分のあるべき姿を定義してみてください。そして、それを言葉や視覚で表現してみます。そのようにして自分自身のあるべき姿が、あなた自身に対しても、そして他の人に対しても明確にすることができれば、何かを決めるときの価値基準になりますし、また、その一貫した姿勢によって信頼を得やすくなるでしょう。
参考「選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方」佐藤 圭一著(講談社)
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新卒採用担当 平野