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【適用事例紹介】徹底的な基礎研究に基づいた、実測・シミュレーションの高精度化によるモデルベース開発をiconCFDやGT-SUITEで実現(マツダ様)

皆さま、こんにちは。

IDAJの中井です。

 

今回は、マツダ様でiconCFD、GT-SUITEなどをご活用いただいている事例をご紹介します。

同社は2002年から、「Zoom-Zoom」というブランドメッセージのもと、走る歓びをお客様にご提供すべく自動車開発に取り組まれています。また2018年8月には、「Sustainable Zoom-Zoom宣言2030」を発表され、走る歓びと優れた環境性能の高い次元での調和を目指し、鼓動デザインを代表とする車両デザインやSKYACTIVエンジンを搭載した車の開発・製造を継続されています。

 

 

初期構想段階から車両全体としてどうあるべきか、最適な状態とはどうあるべきかをモデルで考える


CO2や有毒ガス排出低減は、地球環境改善とビジネス双方から最重要課題であることは明白です。そこで、ポイントとなるのが内燃機関の熱効率改善です。様々な環境やユーザー様によって変わる乗り方において、高効率な燃焼を安定的に実現し、一方で燃焼の熱負荷に対する部品の信頼性を満足するには、従来以上に詳細な筒内壁温の管理が必要になってきます。このような状態を実現するには、エンジンの温度状態と走行時の熱負荷に応じて、冷却水や外気への放熱量を調整しなければならず、部品構造と制御の最適化が求められます。

弊社は次世代の車種開発において、放熱のコントロールによる温度管理の考え方をとっています。エンジン始動時は冷却水への放熱を抑制することによってエンジン本体の昇温速度を高め、燃焼に合わせて適温の状態を維持しながら運転し、ソーク過程においてはエンジン停止後の放熱を抑制し温度低下を小さくする、そして、再始動時の温度を高くすることによって昇温時間を短縮するというものです。

常に良い燃焼ができる理想的な状況を作るには、エンジンを常に“適温”状態にしておくことです。キーオフ後の温度をできるだけ高く保ち、再始動時の昇温時間を短縮するという新しい考え方を採用しています。


 

本事例の詳細は、こちらをご覧ください。
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■お問い合わせ先

株式会社 IDAJ 営業部
E-mail:info@idaj.co.jp
TEL: 045-683-1990