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【適用事例紹介】ものづくり現場における生産性向上への取り組みに「modeFRONTIER」をご活用(富士通研究所様)

皆さま、こんにちは。

IDAJの中井です。

 

今回は、富士通研究所様でmodeFRONTIERをご活用いただいている事例をご紹介します。

2018年に創立50周年を迎える同社は、8つの最先端テクノロジー領域「社会課題を解決する革新的コンピュー
ティング」、「人に信頼され社会を発展させる人工知能」、「価値創出のサイクルを回すデータマネジメント」、「Cyber-Physicalをつなぐ5G時代の情報通信マネジメント」、「デジタル共創を支えるシステムエンジニアリング」、「安全な社会をデジタルでストレスなく守るセキュリティ」、「人を理解し協働するセンスコンピューティング」、「既存のパラダイムを革新する新材料・デバイス」にフォーカスして研究開発に取り組まれています。

 

計測・分析領域での最適化適用。近似計算の時間を110分の1にまで短縮した例も


近似計算の精度は、計算時間とトレードオフ関係になることが多い。そこで、“この計算精度は、計算時間に対して最適化されているのだろうか”という疑問を解決するために、多目的数値最適化を使用して、計算精度と計算時間を最適化するソフトウェアの変数を決定する取り組みを行いましたが、弊社での計算例では、スパコンクラスのコンピュータを使った並列計算で約1か月かかったことがありました。
これは到底、実用に耐えうるレベルではありません。
そこで無駄なパタメータをそぎ落としていくと、なんと24時間程度で計算が終了し、最終的に、近似精度を保持しつつも、計算時間を110分の1程度にまで短縮することに成功しました。

 

工夫次第で、多品種少量・機種混合生産ラインのリーズナブルな最適化計算が可能


リードタイムとコストに対して最適化を実行、62個の製品を順次決定した結果、特にコストに対しては製品稼働コストが安い装置に優先配置されるため、ランダムに探索した結果に比べて、コストをかなり優先する計画を策定することができました。また、リードタイムにおいても約7%の改善が見込める計画となっています。62製品の投入順番は大きく変更されることはないため、納期順守の計画も同時に策定することができ、また複数の条件を提示することによって現場で意思決定を行いつつ運用することが可能になりました。

 

本事例の詳細は、こちらをご覧ください。
ご不明点がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。

■お問い合わせ先

株式会社 IDAJ 営業部
E-mail:info@idaj.co.jp
TEL: 045-683-1990