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認証取得済みコード生成機能を核とした、組み込みソフトウェアのモデルベース開発環境「Ansys SCADE」 のご紹介(その3)

皆さま、こんにちは。

IDAJの小川です。

 

これまでのお話は、以下からどうぞご覧ください。

認証取得済みコード生成機能を核とした、組み込みソフトウェアのモデルベース開発環境「Ansys SCADE」 のご紹介(その1)

認証取得済みコード生成機能を核とした、組み込みソフトウェアのモデルベース開発環境「Ansys SCADE」 のご紹介(その2)

 

効率的にテストを進めていくには、自動化も重要なポイントとなります。

SCADE Testはテストケースの管理、テストの自動実行と期待値・出力値の比較、そしてカバレッジ計測までを実施することができます。

証跡となるテスト結果レポートは自動生成され、モデルレベルの検証が終了したらコードを生成し、RTOSやスケジューラなどのプラットフォームと統合した上で,ターゲット環境上でしかできないテストを実施します。

 

 

SCADEのコード生成機能は主な産業分野の機能安全認証に対応していますので、モデルレベルでの検証のみで,生成コードに対する検証は不要です。(ただし前述の通り、RTOSなどとの相互作用部にはテストが必要です。)

SCADEの自動コード生成機能が取得している機能安全認証は、下記の通りです。

・DO-178C Level-A (DO-331 TQL-1)

・IEC61508:2010 SIL 3

・ISO26262:2011 ASIL D

・EN50128(IEC62279):2011 SIL 3/4

 

最後に、ツール連携のイメージをご紹介してこの記事を終わりにしたいと思います。

 

・IBM Rhapsody:UMLをSCADE ArchitectのSysMLモデルへ変換し、インポート

・Enterprise Architect、Magic Draw(Cameo):SysMLをインポート可能

・AUTOSAR(オートザー)への対応:オーサリングツールから出力したARXML(オートザーXML)ファイルをSCADE Architectへ取り込み、AUTOSARに対応した設計が可能

コード生成時には、AUTOSARに対応したラッパーコードも生成できます。

 

 

いかがでしたでしょうか?!

効率的なソフトウェア開発を可能とするモデルベース開発環境「ANSYS SCADE」にご興味がおありであれば、各ツールを無償で評価していただくライセンスのご提供が可能です。またトレーニングの実施や業務委託も承りますので、お気軽にご相談ください。

追記・更新:2021年5月11日

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