営業部通信:普段の歩くフォームを変えるだけで、はたして私は健康的にやせられるか?!
皆さま、こんにちは。
IDAJ営業部:担当fです。
梅雨も明けて、日に日に気温は上昇、夏がやってきました。夏といえば、海、BBQ、花火!
そして(私にだけ訪れるかもしれないアイツ)ダイエット!人一倍暑がりの私は、シャツ一枚で過ごすことが多いため、自分の姿勢や体形が気になっています。
ダイエットにあたっては、ジムでのトレーニング、食事制限など、方法やメソッド、ポリシーは人それぞれだと思います。その中で、私が今、一番気になっているのが“もも裏歩きダイエット”。
これは、長い距離を歩く、筋力アップトレーニングをする、食事を減らすという従来のダイエット方法とは異なり、オフィスや家の中、通勤通学路での普段の歩き方を意識しようという方法です。気になって調べてみましたので、ご紹介します。
“もも裏歩き”は、大臀筋やハムストリングスなどのももの裏側の筋肉を多く使う歩き方です。まずは自分自身の歩き方をチェックします。歩くときに前傾になっている、膝が曲がっている、長距離を歩くとももの前に痛みを感じる・・・私の場合は、前傾していることが気になりますが、これらの主な原因が“もも前歩き”で、脚が太くなったり、最悪の場合は膝を悪くすることがあると言われています。

画像出典:yoga JOURNAL ONLINE(参照 2022-07-07)「【40代からのダイエット】体型崩れを防ぐ「抗重力筋」を鍛える2つのヨガトレーニング)」(https://yogajournal.jp/13159)
“もも裏歩き”とは、どんな歩き方でしょうか?
前傾ではなく、体軸の中心に重心を置くイメージで、後ろ脚に体重がかかる時間を少し長くしながら歩く
・かかとから着地する
・脚をおろしたら、膝は曲げない
・なるべく後ろ脚に体重が残るようにする
このもも裏歩きで得られる効果をまとめました。
・太ももの引き締め
ハムストリングスは、脚の付け根から太ももの裏側にわたって広がる大きな筋肉を指します。日常生活で意識的に使うことが少なく、知らない間にたるんだり、脂肪が付きやすい場所です。もも裏歩きによってハムストリングスを鍛え、パンツやスカートといった衣服のアイテムを問わず、素敵に着こなしたいものです。
・姿勢をよくし、脚を長く見せる
ハムストリングスは、大殿筋をサポートする働きをしています。もも裏歩きによってハムストリングスと大殿筋に刺激が伝わり、お尻まわりの脂肪を効率よく燃焼することができると言われています。その結果、お尻がキュッと引き締まり脚を長く見せる効果があります。また、お尻と骨盤が安定するため姿勢がよくなり、姿勢を正しているのが楽になります。
体全体を見ると、大きな筋肉は下半身に集中していますので、基礎代謝の向上も期待したいところですね。
・お腹周りの引き締め
もも前歩きでは、太ももを使って脚を引き上げるため、お腹周りの筋肉である腸腰筋をほとんど使いません。一方、もも裏歩きでは、腸腰筋を使って膝を曲げずに脚を引き上げる動作を行います。これによって、お腹周りの引き締めにも効果がでやすいと言われています。
私は、すでにこのもも裏歩きを実践中です。正しく評価したいので、“あえて”食事制限やトレーニングを取り入れるつもりはございません。さて、どうなるでしょうか。。。
さて、ここまでのもも裏歩きのポイントをご説明する際に使った画像は、統合有限要素法解析プログラム「SIMULIA Abaqus Unified FEA(Abaqus)」で骨や軟組織、筋肉、人体下肢などを詳細にモデリングし、シミュレートした解析結果です。
このモデリングによってシミュレーションツールでも、歩行中の人の動きを現実的にとらえることができ、靴や靴底の様々なデザイン、義足設計などの検討に利用することができます。恐らく、バーチャル空間のアバターにもも裏歩きをしてもらえれば、いくつかの効果が確認できるはずです。
スポーツ業界や医療業界でもシミュレーション技術の適用が確実に進んでいます。
ここで簡単にいくつかの事例をご紹介します。このようなシミュレーションにご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!
人体の下肢のモデリング
FEMによって、靴底の様々なデザイン検討や歩行中の筋肉の動きを現実的に捉えています。
詳細な足のモデル
人体を考慮したシミュレーションはAbaqusが対象とする分野の一つで、様々な研究機関との共同研究を進めています。本事例は、MRI造影から、ヒトの足や足首を有限要素でモデル化しています。複雑な足の機構を、接触も含め、精緻に表すことで、靴のデザインや、義足の設計などにこれを活用することが考えられます。
事例提供:Hong Kong Polytechnic University様
歩行と筋肉の応力解析(整形外科分野)
FEMによって、靴底の様々なデザイン検討や歩行中の筋肉の動きを現実的に捉えています。
自転車のデザイン
Abaqusを用いて、自転車のフレームの応力分布を確認し剛性シミュレーションを行いました。自転車では剛性の他、耐久性、軽量、快適性などの評価にシミュレーションが活用されています。
ガイドワイヤが人体組織に与える影響
腹部動脈瘤内でのガイドワイヤとデバイス挿入が、人体組織にどのような挙動的な影響を与えるのかを有限要素法で調査しました。これによって、ガイドワイヤとデバイス挿入時の動脈内の動きを特定することができました。
事例提供:Medtronic様
防塵マスクと顔面の密着性の解析
マスクの密着性をシミュレーションで検討した例です。身近なものですが、顔面の動きを捉えなければならず、皮膚の材料を表すのが難しいため、実は難しいシミュレーションの一つです。ここでは、マスクの密着性(接触解析)を計算するために、サブモデルという特別な手法も取り入れています。
事例提供:Kimberly-Clark様
白内障手術
白内障手術での人工レンズの挿入に、器具と生体組織のモデルを作成し、必要な力を特定しました。
事例提供:ボシュロム様
参考Webサイト
・Smartlog「【女性向け】ハムストリングの筋トレメニュー|美脚・美尻を作るトレーニング方法を解説」 (参照 2022-06-24)
https://smartlog.jp/214990
・青二才は振り向かない「フットボールネーションの「もも裏歩き」はマジで痩せるので、おすすめ!!」」 (参照 2022-06-24)
https://tm2501.com/Walking_on_Hamstrings
・広島県国民健康保険団体連合会「コッピーの健康ライフ ~歩き方」 (参照 2022-06-24)
https://www.hiroshima-kokuhoren.or.jp/healthy_life/walk06.html
・ウォーカーステーションTV「ウォーキングの正しい足の運び方の練習方法」 (参照 2022-06-24)
https://www.wstv.jp/walkingpedia/gait.html
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