CADデータにまつわるエトセトラ ～CADfixによるモーフィング～
皆さま、こんにちは。
IDAJのCADfixサポート担当のTitan0です。
流体解析や構造解析などのシミュレーションでは、CADで形状を準備し、その形状を使用してメッシュを作成、それに対して境界条件などの設定を追加して計算するというのが基本的な作業の流れですね。構造解析では荷重をかけると形状が変わるような計算ができますし、流体解析でも計算中に解析メッシュの形状を変化させ、初期形状とは異なる形状を得るといった計算を行うことができます。
CADで用意していた初期形状とは異なる形状を得た時に、
「この解析形状を、CADデータにすることできないか？」
と思われたことはありませんか？！
それ、CADfixでできます。
たとえば形状最適化を行った結果、すばらしい形状が得られたとしましょう。
残念なことに、そのすばらしい形状は解析メッシュなのです。このままでは、その形状データを他のツールで取り扱うことができない可能性が高く、他パーツとの干渉や、レイアウトを検討することができません。
せっかくすばらしい形状なのに、社内に展開できない・・・むむむ・・・
解析メッシュそのものは、形状を共有するには取り扱いが面倒なものです。ですが、この形状をCADデータに変換することができれば共有もスムーズです。
そんなあなたに、CADfix。
パッと起動して、サッとモーフィングし、ドーンとCADデータを出力です。
操作手順を動画でご紹介します。
上の事例は簡単な形状ですが、さらに複雑な形状でも十分に対応可能です。
動画でご覧いただいた通り、モーフィングのためには、変形後のメッシュデータだけでなく、変形前のCADデータとメッシュデータも読み込んでおきます。これらを利用して変形後のCADデータを作成することができますし、CADデータとして出力することができるのです。これで他のツールでの活⽤も促進されますので、業務を効率的に進めていただくことが可能になります。
CADfixはモーフィング以外にも数多くの形状修正機能があります。読み込み可能なCADデータも多岐に渡り、他のCADやCAEソフトウェアで確実に読み込めるように、不具合の修正や品質の向上を実現する大変便利なツールです。
さぁ、CADfixを使用してCADに関する様々な問題を一挙に解決しましょう！
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