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【適用事例紹介】開発現場における設計品質向上への取り組みにFloTHERM®・独自の「動くマニュアル」を活用(ケーヒン様)

皆さま、こんにちは。

IDAJの中井です。

 

今回は、ケーヒン様でFloTHERMをご活用いただいている事例をご紹介します。

同社は、世界中の人々の生活が便利に豊かになるとともに、地球環境に影響の少ないモビリティ社会に貢献するため、創業以来60年にわたり、クルマやバイクの“走る”に関する製品を数多く生み出されています。

 

“ITマニュアル=動くマニュアル”には、独自の知見とノウハウを盛り込んでより実用的に


放熱設計については独自に推進してきただけに、弊社の放熱設計の実力や改善ポイントを第三者の立場から評価していただきたかったこと、放熱設計に関する技術を整理しマニュアル化したいというのが、IDAJさんへコンサルティングを依頼した動機です。コンサルティングの結果、放熱設計手法には問題がないことや、設計者一人で多くの作業をこなすことができる我々の強みを再認識することができました。しかし問題点として、放熱設計のノウハウが個人に集中する傾向があるため、ノウハウを社内展開するためのマニュアルを作成することにしました。ここで、IDAJさんの技術顧問である国峯さんから、「紙のマニュアルは時間の経過とともに見なくなりますよ。“動くマニュアル”にしてはどうですか?」とご提案いただきました。動くマニュアルは、のちに弊社で“ITマニュアル”と呼ぶようになっていますが、マニュアルでありながら1次元シミュレーションが実行できる、放熱設計をしながら実はそれがマニュアルに則ったフローとなっている、という実用的な提案をいただきました。

 

放熱設計工数を90%削減。1ブロックモデルのシミュレーションでも高い精度を確保


3次元シミュレーションを繰り返した従来の放熱設計から、1次元シミュレーションの技術を構築したITマニュアル放熱設計へ変更することで、放熱設計工数を90%も削減することに成功しました。この工数削減は、社内における経費削減効果として注目されますが、別のメリットもあります。弊社は、比較的お客様との距離が近いため頻繁にお打合せをさせていただくのですが、課題を持ち帰っても、次のお打合せのときには新しく検討した設計案をご提示し、さらに進んだディスカッションができますので、お客様の開発フローの妨げになることは少ないのではないかと思います。ITマニュアルを利用することで、設計者の知識やスキルに依存しない均一な設計ができるようになりました。また、新たな放熱設計の依頼があっても、“さて、どうしよう・・・”とあわてることがなくなりました。ITマニュアルの手順通りに速やかに、回路要件、放熱要件、パターン要件を決めてレイアウトし、設計へ進めることができます。 

 

本事例の詳細は、こちらをご覧ください。
ご不明点がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。

 

■お問い合わせ先

株式会社 IDAJ 営業部
E-mail:info@idaj.co.jp
TEL: 045-683-1990