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ESTECO International Users’ Meeting 2022 開催のご案内

 

皆さま、こんにちは。
IDAJの清水です。

今日は、2022年6月29日・30日に開催するESTECO社主催「ESTECO International Users’ Meeting 2022」についてご紹介します。
講演者と聴講者の皆様が同じお部屋にいるような雰囲気を感じていただくために、これまでよりインタラクティブなイベントとなるように準備を進めています。

 

Full Agendaが公開されました!⇒こちら (2022年6月17日追記)

 

■基調講演(QAセッションがあります)
素晴らしい講演者様から、ESTECOテクノロジーの革新的なアプリケーションに関してプレゼンをお願いしています。プレゼン終了後にはQAセッションがあります。

講演者決定!日本からは、株式会社日本設計 武居様にご発表いただきます。(2022年5月27日追記)

Alex Caizergues

CEO & Speedcraft Pilot @ Syroco

Caizergues氏は、4度のKite Speedの世界チャンピオンに輝き、2度のWorld Sailing Speed Recordmanを獲得したアスリートです。カイトサーフィンでの時速100 kmの壁を初めて破り、時速107kmというカイトサーフィンの世界記録を保持しています。 彼は起業家でもあり、先駆者的な取り組みを通じてイノベーションを生み出す科学技術研究所である「Syroco」の共同設立者として名を連ねています。

KEYNOTE – Using Pioneering Achievements to Generate Breakthrough Innovation

Syrocoは、持続可能な変化を支援するために、先駆者的な取り組みを通じてイノベーションを生み出す科学技術研究所です。Syrocoが開発したソリューションとアプリケーションは、運輸・輸送・エネルギーの各業界が直面する、経済的・環境的課題に対応しています。

本基調講演では、Syrocoのイノベーションアプローチと、それらの産業界への適用についてご説明いただきます。

Vladimir Shirokov

Future Propulsion Systems Lead @ ARRIVAL

Shirokov氏は、10年の自動車や航空宇宙分野向けの電気モーター設計の経験を持ち、制御システムやコーディングに精通、推進システムのマルチドメイン最適化ワークフローの開発と統合をリードしています。

KEYNOTE – MDO Technologies for Designing an Innovative Electric Powertrain System

電気自動車部門と同様に、最適化部門も急速な進化を遂げています。この2つのフィールドを組み合わせることで、エンジニアリングにおける適切評価(デューデリジェンス)が加速します。最近では多くのエンジニアがコンポーネントレベルで最適化ワークフローを設計していますが、最適化の究極の目的は、システムレベルの複合領域最適化(MDO)にあり、様々なサブシステムとの関係性によって、最適なシステムレベルに対する洞察を得ることができます。

ARRIVALでは、パワートレインシステムを最適化するための詳細なMDOワークフローを構築しました。これには、バッテリー、インバーター、電気モーター、ギアボックス、車両範囲モデルが含まれています。本基調講演では、modeFRONTIERでこのワークフローを構築し、利用・改善プロセスで得た成果と課題に焦点を当てながら、アプローチの概要をご紹介します。

Ales Alajbegovic

CEO @ Four Elements Technologies

Alajbegovic氏は、計算流体力学と熱伝達の専門家で、基礎研究から実用に至るトピックに関して、約100本の論文を発表されています。 今日、道路を走っている車両の中で、彼自身または彼が率いるチームが開発した技術的ソリューションを使用していない車両はほとんどないでしょう。 Alajbegovic氏は、 General DynamicsやAVLで、乱流の研究と混相流シミュレーションツールの開発責任者を、さらにExaCorporationの陸上輸送アプリケーション副社長、ダッソー・システムズ SIMULIA Industry Process Success&Services 副社長を歴任し、現在はFour Elements Technologiesにおいて、技術評価、製品開発、戦略的投資に携わっています。 Rensselaer Polytechnic InstituteでEngineering PhysicsのPh.D.を取得。

KEYNOTE – The Virtual Twin: Updates from the Future

バーチャル・ツインを支えるテクノロジーは、時折革新をもたらしながら、絶えず進化しています。

・空力抵抗を最小限に抑えるために、どのように車をデザインしますか?

・誤って落としても壊れないようにiPhoneをどのようにデザインしますか?

・5Gネットワークで動作するアンテナをどのようにデザインしますか?

これらの質問に回答するには、流体力学や構造、電磁気学にいたるまで、様々な物理現象をシミュレートする能力が必要です。求められるのは、設計空間を探索し、最新の機械学習技術を適応させ、仮想現実空間で動作し、クラウド計算機能を利用する能力です。今日のエンジニアが利用できる、いくつかの機能についてご説明します。

武居 秀樹

株式会社日本設計 主管

武居様は2012年から日本設計で勤務され、構造設計と現場監理のそれぞれで5年以上のご実務経験をお持ちです。日本国内の超高層ビル、企業の本社ビル、市庁舎など、国内外の複数のプロジェクトで設計ご担当されてきました。その後5年間、自社開発の構造解析ソフトウェアやBIMに関わるツール開発を担当されています。大学院では構造最適化について研究され、現在は博士課程に在籍中。近年は、modeFRONTIERを活用した構造設計プロセス開発に取り組まれています。

KEYNOTE – Structural Optimization for Architectural Design in Japan

近年、日本の構造設計はより高度化してきました。建物の構造を設計する際には、様々な地震荷重や風荷重、その他の外力に対して建物が安全であることを確認するだけでなく、可能な限り、コストを考慮する必要があります。さらに、今日のアーキテクチャでは、プロジェクトの計画と建築設計の複雑さが増しています。

これらの要件を満たしかつ効率を向上させるために、構造設計プロセスのいくつかの段階でmodeFRONTIERを使用してきました。今回は、超高層ビルや免震棟の構造最適化の例と、クラスタリング手法を用いて大規模な最適化問題を効率的に解析する方法についてお話します。

 

Robert Love

Aircraft Engineer @ GA-ASI

Love氏は、 General Atomics Aeronautical Systems Inc.(GA-ASI)の技術開発プロジェクトエンジニアと機体設計エンジニアのキャリアを持ち、ロッキードマーティン社ではF-2複合材料の製造をサポートした経験を持ちます。現在は、 GA-ASIの航空機概念設計エンジニアで、無人航空機システムの最適設計、ライフサイクルコストの予測、戦略分析を担当され、同時にAirMorph LLCの経営に関わっていらっしゃいます。参考文献とされた論文は14本以上、複数の特許申請者でもあります。オーバーン大学でAerospace & Materials EngineeringのB.S.を取得後、2011年にフロリダ大学でAerospace EngineeringのPh.D.をM.S.を取得。

KEYNOTE – Emerging Capabilities in Unmanned Air Systems Design and Development

GA-ASIは、 ESTECOの製品を用いて、次世代の無人航空機の機能とシステムを協調的かつ複合領域的なアプローチによって設計しています。お客様の適用事例、製品、設計機能等について簡単にご紹介します。

 

Michela Turrin

Associate Professor @ Delft University of Technology

Turrin氏は、デルフト工科大学のAssociate Professor で、建築工学と技術部門のデジタル技術セクションを率いています。専門は、建築デザインと建築技術の両面にフォーカスしたコンピュータ設計で、エンジニアリングの知識を建築デザインコンセプトに統合することで、性能基準を達成する建築設計について研究されています。

KEYNOTE – Integrated Architectural Design and Engineering: an AI journey

高性能な建物には、初期段階から、品質と価値に関連した、複合領域での定量化可能で柔軟な基準に対する包括的な設計アプローチが求められます。

AIをベースとした設計は、統合した計算モデルに様々な基準を組み込み、複合領域設計チームが異なるシナリオを進化させ、分析・比較を容易にするために提供されます。

これは、設計者がさまざまなシミュレートされた条件で代替設計を探索し、最終的な設計の結果を理解し、オプションと関連した結果を理解することで、設計探索プロセスにおいて最適でより良い設計ソリューションを見つけ出せることを目的としています。

 

 

■業界別セッション
ユーザー様から、実用的なアプリケーションについてご紹介いただくセッションをオンデマンドでご提供します。

■スピーカー・トークルーム
インタラクティブワークショップとして、スピーカーと直接お話していただける専用のエリアを設置します。主要なテクノロジーを中心に、ESTECOのエキスパートとのディスカッションが可能です。

■ESTECOを知ってください!
ESTECOがご提供しているソフトウェアやソリューションをより知っていただくためのネットワーキングエリアです。デモや開発者とのディスカッションの予約が可能です。実際に、様々なESTECOのテクノロジーをご覧ください。

 

是非、本イベントの全てのセッションにご参加いただき、VOLTAやmoeFRONTIERのユーザーの皆様との交流もお楽しみください。
詳細は、以下のESTECO社のWebサイトをご高覧くださいますようお願い致します。

 

 

追記:2022年6月17日

 

■お問い合わせ先

株式会社 IDAJ 営業部
E-mail:info@idaj.co.jp
TEL: 045-683-1990