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【適用事例紹介】設計現場をサポートする解析技術に、SIMULIA Abaqus Unified FEAやmodeFRONTIERをご活用(荏原製作所様)

皆さま、こんにちは。

IDAJの中井です。

 

今回は、荏原製作所様でSIMULIA Abaqus Unified FEAやmodeFRONTIERをご活用いただいている事例をご紹介します。

同社は、ポンプ事業をはじめとする風水力事業、環境プラント事業、精密・電子事業など、水と空気と環境とデジタルテクノロジーの分野で、製品とサービスのイノベーションを通じて地球と人の未来を支え続け、社会の持続的な発展に向けて事業を展開されています。

 

 

水中ポンプの逆止弁の現象解明に2wayFSI技術を構築


弁体が開いた瞬間に大きな力がかかっていないか?、弁体が振動していないか?など、現象として不明だった部分を解析によって明らかにしたいと思っていました。実は、シミュレーションにあたっては、流体側の計算に少々苦労しただけで、Abaqusでの構造解析には特に問題はありませんでした。おかげで、スムーズに導入までこぎつけることができました。
2wayFSIは、これまで取り組んでいなかった技術でしたし、この技術はポンプ事業だけでなく、精密・電子事業にカテゴライズされるCMP(Chemical Mechanical Polisher)装置への応用も想定され、これ以降のハイエンドな構造解析テーマには、Abaqusを積極的に適用するようになっています。


 

解析作業の自動化と効率化にmodeFRONTIERを利用


私の過去の経験では、計算の自動化によって得られた多数の結果から考察した内容が、製造現場の作業者が持っている感覚と一致していると言われたことがありました。製造現場におけるこの感覚は、経験によって醸成されることが多く、“勘・コツ“といった「暗黙知」とされており、形式知化することが難しい内容です。それを、解析を通して「形式知化」したことで、設計者が製造現場の作業者が持っている暗黙知を理解することができるようになりました。自動化によって工数を削減することは当然のことですが、私は、自動化・最適化ツールの真の価値は、この「暗黙知の形式知化」と「新規発見」にあると考えています。
作業手順を自動化するだけであれば、一度ワークフローを構築してしまえばその後の運用に問題が生じることは少ないのですが、自動化をベースに暗黙知を形式知にするためのプロセスとして自動化・最適化ツールを活用するためには、やはり最適化技術のプロのサポートが欠かせません。自動化・最適化ツールの選定にあたっては、「暗黙知の形式知化」と「新規発見」に寄与するツールとしての性能はもとより、ユーザーの利用目的を深く探る営業対応力と、それを理解したうえでサポートしていただける、技術サポート力を大きな評価ポイントとしていました。


 

本事例の詳細は、こちらをご覧ください。
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■お問い合わせ先

株式会社 IDAJ 営業部
E-mail:info@idaj.co.jp
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