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営業部通信:私を魅了するチェロの音色

 

皆さま、こんにちは!

IDAJ営業部:担当eです。

 

読者の皆さまは、チェロとういう楽器をご存知でしょうか?

ご存知ない方には「ヴァイオリンの大きいやつで、座って弾く楽器です」と説明するのですが、こう言うたびに心の中で何となくヴァイオリンに負けた気分になります(笑)。

チェロの正式な名称は「ヴィオロンチェロ(violoncello)」。

「セロ弾きのゴーシュ」(宮沢賢治)という有名な童話がありますが、この“セロ”は“チェロ”を指しており、“Cello”をローマ字読みしたという説が有力だと言われています。

 

私は「セロ弾き」です。今回は、このチェロという楽器の魅力についてご紹介させてください!

 

チェロの音域は、人の声にとても近いためか、心にスッと染み入るような気がします。少々音域が低いため、映画やドラマなどの感動するシーンや悲しいシーンのBGMでよくチェロが使われています。

私がチェロに出会ったのは、大学でオーケストラ・サークルのサークル体験に行った時でした。チェロを手にして弓を弾くと、楽器の裏から体に音が伝わってくる感覚やその音色が心地よく、気づけばチェロを選んで弾き始めていました。

大学を卒業し社会人になった今でも、アマチュアオーケストラに参加したり、プロからレッスンを受けたりと、チェロと共にある生活を楽しんでいます。

 

しかしチェロと快適に暮らすには重大な問題が一つあります。

そう、音問題です。

 

会社から帰ってきて、いざ練習しようにも、我が城(賃貸住宅)には防音設備がありません。練習用の消音器というものが売っていますのでそれを付けて弾いてみたのですが、隣室には音が筒抜けだったようです(お隣さんと仲がいいので確認してもらいました)。どうにかして今住んでいる部屋の防音性能を上げられないものかと考えてはいるのですが、なかなか名案が見つかりません。当面は、音を出すときにはスタジオを利用するしかなさそうです。

私のように楽器の練習というだけでなく、様々な“音”にご関心がある方に、防音材の開発にシミュレーションを用いた事例を簡単にご紹介させていただきます。

繊維多孔質の例

繊維多孔質の例

 

まず防音材に利用される数ミクロンの繊維が積み重なった繊維系多孔質材料の繊維の堆積状況や安定構造を、パーティクルシミュレーター「Rocky」のファイバー粒子モデルでモデリングをして模擬します。その微視構造の繊維と繊維の間の流体空間を、オートノマスメッシング熱流体解析プログラム「CONVERGE」によりメッシュ分割して流体解析を実施しました。

通常、これには非常に高度なメッシュ作成技術が必要になりますが、CONVERGEの完全自動メッシュ生成機能によって比較的簡単に流体シミュレーションを実施することができます。

このCONVERGEによる流体解析の結果から、多孔度や流動抵抗等の音響特性評価に必要なパラメータを求め、音響的物性値に変換して音響シミュレーションを実施します。

 

防音材に用いられる繊維の形状や太さのほか、堆積状態を変更した際の音響的特性がシミュレートできますので、より効率的で合理的な防音材の開発が可能となります。

このような技術がもっと発展して普及すれば、より良い防音材が開発されるようになり、近い将来、私の生活もより快適になるかも知れません。

 

この他にも弊社では音響解析において様々なソリューションがございますのでお気軽にご連絡ください!

 

■オンラインでの技術相談、お打合せ、技術サポートなどを承っています。下記までお気軽にお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています。

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