CONVERGEオートノマスメッシング熱流体解析プログラム
概要
CONVERGEは熱流体解析において高い計算精度を目指すとともに、解析業務におけるボトルネックの最小化を実現した画期的なソフトウェアです。自動車エンジン筒内をターゲットに据えて開発がスタートして以来、 数多くの適用実績があります。今ではその分野にとどまらず、ポンプ、コンプレッサ、ガスタービンなどの回転機械や、これまでのCFDソフトウェアでは難易度が高いとされてきた複雑な動きを伴う工業製品の性能評価など、幅広く活用されています。
流体解析の際に、計算どころか流体内部にメッシュを作成すること自体に時間がかかったというご経験はありませんか?
CONVERGEの掲げるコンセプトのひとつに「メッシュ作成作業からの解放」があります。計算中に自動的にメッシュを生成するという革新的な機能によって作業工数を劇的に削減します。
完全自動メッシュ生成のメリットは、作業効率改善にとどまりません。
原理上いかなる複雑な形状であっても適用が可能なうえ、バルブのように移動する界面に対しても簡単に適用することができます。そのため、移動境界問題に対する適合性が、他のソフトウェアに比べて著しく向上しています。
メッシュは流体解析にとって理想的な直交格子を採用し、さらに解適合格子をはじめとする多くのメッシュ制御機能によって、計算負荷を抑制しつつより高い精度のシミュレーションを可能にします。
もちろん幅広い物理現象に対応するための機能も豊富に搭載されています。
乱流モデル、噴霧モデル、燃焼モデルにおいては、エンジン筒内のシミュレーションにかかせない実績十分な物理モデルをとりそろえています。さらに流体力と構造変位の連成(FSI)、混相流解析、流体と固体の熱連成、輻射などあらゆるシチュエーションに対応可能な機能が含まれています。
特に燃焼モデルについては、総括反応型の燃焼モデルに加えて、素反応レベルまで考慮した詳細化学反応を高速に計算するソルバーオプションを数多く用意しています。従来は取り扱うことが困難であった大規模な詳細化学反応メカニズムを、現実的な計算時間で処理することができるようになりました。
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