概要

Ansys Fluent®は、世界中の多くの企業によって製品の開発設計プロセスの中で利用されています。
様々な工学的な問題を解くための流れ、乱流、熱移動、混相流、化学反応などといった多彩な物理モデルを備えており、その適用範囲は、航空機の翼周り空気流動から炉内の燃焼、気泡塔、石油掘削プラットフォーム、血液の流れ、半導体製造工程、クリーンルーム設計、下水処理プラントなど広範囲に渡ります。また、流体騒音や回転機器、マルチフィジックス問題を取り扱うための特別なモデルも用意されています。

最先端の熱流体解析ソルバー技術による高精度の解析結果と、高効率の並列計算技術がAnsys Fluentの特徴であり、ユーザーがオリジナルの物理モデルを組み込んだり、既存の物理モデルを改良することも可能です。
ハイエンドのツールであっても使いやすくするために、インタラクティブな解析設定・計算実行・結果処理の機能を持ち、最初に得られた計算結果を確認してから設定を変更して再実行するなどの操作を、一つの画面で行うことができます。また、最終的に得られた解析結果は、Ansys CFD-Postを用いてより詳細な結果検討や、異なる条件下での計算結果の比較などを行うことができます。