Syndeiaデジタルスレッドプラットフォーム
概要
複雑な製品システムの開発を取り巻く環境
近年の自動車産業では、環境規制や国際規格準拠への対応、価値創出のためのCASE実現に向けて、取り組みが加速しています。また、航空・宇宙・防衛産業においては、国際競争力・防衛力強化のために衛星コンステレーションやUAV/UUVなど複雑システムの開発が進んでいます。これら複雑システムの開発においては、全体の調律を取るチーム、異なる専門分野のチーム…というように様々な組織が協力し合いながら、開発を推進することになります。
組織を横断する開発プロジェクトにおいて、従来の文書ベースで行っていた情報流通をより効率化し、管理しやすくするために、モデルを中心に据えたエンジニアリングアプローチが浸透してきました。例えば、航空機ライフサイクルDX(CHAIN-X)コンソーシアムの設計DX項目では、シミュレーションで要求の妥当性確認や設計の早期検証を効率化するための手法としてMBSE(Model-Based Systems Engineering)とMBD(Model-Based Development)の連携が挙げられています(※1)。
このような取り組みは航空機業界以外にも、自動車業界ではJAMBE、海事業界ではMODEといったモデルベースエンジニアリングを推進する団体が設立されています。共通して求められるのは、要求定義やテストケース、設計・検証等のプロセス全体情報を構造体として管理するMBSEと、定量的な予測を行い検証・妥当性を確認するMBDです。また、これらを統合管理し、異なるツール間であっても必要な情報を追跡するデジタルスレッド環境が設計開発行為の品質を保つために重要です。
(※1)参考:「航空機設計のDXに関する研究開発」航空機ライフサイクルDX(CHAIN-X)コンソーシアム
https://www.aero.jaxa.jp/news/event/pdf/event241203/chainx2024_06.pdf
デジタルスレッドがもたらす恩恵
デジタルスレッドは、異なる情報の流れを一元化し、関係者がリアルタイムで情報にアクセスできるようにすることで、担当者間の情報コミュニケーションを促進します。逆に、意図的にアクセス制限を設けることで機密情報の漏えいを防ぎます。
- 設計品質の向上(設計段階での不具合の早期発見)
- 設計根拠や背景情報へのアクセス
- 担当者間での設計情報のすり合わせ工数短縮 他
デジタルスレッドの実現を推進するソリューション“Syndeia”
Syndeia®は、さまざまなモデリングツールやシミュレーションツール、企業アプリケーション、ローカルやリモートのデータ保管場所からモデルやデータの情報を集約して可視化し、管理することができます。さらに、OOTB(Out of the Box)で様々なツールと即座に連携が取れるダイレクトインターフェースを豊富に備え、情報連携の基盤を一から構築する手間が省けるのが特徴の一つです。
開発元であるIntercax社は、デジタルスレッドに関する深い知識と経験を有するデジタルエンジニアリングのイノベーターです。MBSEをリードする北米を中心に航空宇宙、防衛、自動車、その他の分野の企業や政府機関などで導入が進んでいます。
| 項目 | ツール |
| Systems | MagicDraw,Rhapsody,Teamwork Cloud,Cameo,GENESYS,SysML v2 |
| PLM/PDM | Teamcenter,Windchill,Aras Innovator,SOLIDWORKS PDM |
| MCAD/ECAD | Creo,NX,DS-CR,DS-E3 |
| シミュレーション | MATLAB/Simulink,Simulink Requirement,Stateflow,VOLTA |
| データ | EXCEL,MySQL,neo4j,XML,jupyter,REST API,java,C#,Scala,JavaScript |
| 要件管理 | Jama,DOORS,Codebeamer,Polarion |
| プロジェクト管理 | Jira,Confluence |
| ALM | GitHub,Jira,SmartBear,Azure DevOps |
| ソースコード管理 | Bitbucket,GitLab,JFrog Artifactory,GitHub,Airflow |
| 検証管理 | Zephyr Scale,TestRail |
| その他 | REST APIで統合可能 |
Syndeia®は、Intercax LLC.により開発されました。
