GT-TAITherm熱伝導・接触熱伝達・対流熱伝達・輻射熱伝達などの3次元熱解析ソリューション
概要
GT-SUITEは、GT-SUITEにパッケージされたThermoAnalytics社のTAITherm特別バージョンであるGT-TAIThermとの連成解析によって、最先端のモデルを作成する機能をご提供します。
GT-TAIThermは、熱容量を持った固体壁面モデルの熱伝導、接触熱伝達、対流熱伝達、輻射熱伝達などを扱うことのできる、3次元の熱解析ソリューションです。特徴的な機能としては、マルチレイヤー設定による多層構造の簡便なモデル化、境界条件としてベンチ室のソーラーランプ設定を含んだ太陽光の熱フラックス設定の多様さ、多重反射を考慮した複雑な輻射熱伝達、人体モデルを用いた快適性の評価などがあります。

雰囲気温度や対流熱伝達係数などの境界条件を手動で設定すれば、GT-TAITherm単独でもある程度の熱解析が行えますが、熱流体部分を3D CFDやGT-SUITEのモデルと連成させることで、境界条件を相互にマッピングすることができ、より高度な過渡解析が行うことができます。


フル機能版のTAIThermの場合、モデル(*.tdfファイル)内で使用可能なエレメント数は無制限ですが、GT-TAIThermでは1ライセンスあたり20,000要素までと制限されます。(※複数ライセンスをご契約いただくことで20,000要素以上の計算も可能です。)
一方でGT-TAIThermは、利用可能なエレメント数が制限されるだけで、起動するアプリケーションはTAIThermと同じです。GT-SUITEとの連成解析での利用を前提としていますが、機能制限の範囲内であれば、TAIThermとしてご利用いただくことができます。また、快適性の評価のための詳細人体モデル(Human Comfort Module)がGT-TAIThermには標準で付属しています。なお、GT-SUITEとの連成解析には、CoSimThermal(有償オプション)ライセンスが必要です。

