Ansys Fluent汎用熱流体解析ソフトウェア
Ansys Fluent Meshing Workflow
Ansys Fluent® Meshing Workflowは、Ansys Fluentに組み込まれたメッシュ生成機能です。
計算ソルバーであるAnsys Fluentと同様、極めて高い並列性能を持ち、熱流体計算に最適な高品質のメッシュを短時間で準備することができます。
Ansys Fluent Meshing Workflowは、熱流体解析向けのハイエンドメッシュ生成ツールとして多彩な種類のサーフェスメッシュやボリュームメッシュの作成・修正機能をご提供します。これら最新のメッシュ生成技術により、解析対象に適したメッシュを効率的に作成することができます。
さらに、これらの豊富な機能に簡単にアクセスするための機構として、タスクベースワークフローがあります。タスクベースワークフローでは、メッシュの設定を行うためのシンプルで直感的なインターフェースをご提供します。ワークフローの示す順序に沿って設定を行うことで、CFD初心者でも、迅速に高品質のメッシュを作成することができます。


Ansys Fluent Meshing Workflowの特徴
タスクベースワークフロー:Watertight Geometry Workflow
面同士の干渉や面の欠損を含まない、流体解析の実施にあたって問題のない(水漏れの起こらない)CADデータをもとに、メッシュを生成するためのワークフローです。 固体のCADデータから、解析に必要な流体領域を抽出することも可能です。

タスクベースワークフロー: Fault-tolerant Meshing Workflow
面同士の干渉や面の欠損を含む、流体解析用としては不適切なCADデータをもとにメッシュを生成するためのワークフローです。
指定したトレランスで面を再構成(ラッピング)することによって、面の干渉や欠損のあるCADデータに対してもメッシュを生成することができます。固体のCADデータに対して、内部流と外部流の両方に対応した流体領域を生成することができるため、複雑な形状を含むモデルや大規模なモデルに対しても、手作業で形状を修正することなく解析を実施することが可能です。

ボリュームメッシュ作成機能
Ansys Fluent Meshing Workflowの独自のMosaicメッシング技術により、六面体要素と多面体要素とを自動的に接続したポリヘキサコアメッシュを高速に生成することが可能です。これにより、セル数を小さく抑えつつ、高品質なメッシュを作成することができます。
また、下記のボリュームメッシュ作成機能もご提供します。
- テトラ
- ヘキサコア
- ポリヘドラル
- ポリヘキサコア
- カットセル
- 境界層メッシュ
- 押出しメッシュ
- Thinボリュームメッシュ
- バッフル
- 周期メッシュ
サーフェス修正機能
- 品質チェック
- エラーチェック
- 修正対象の自動抽出
- 穴埋め
- ギャップ埋め
- 節点のマージ
- スティッチ