なぜ上手くいかない?設計者CAE の失敗の原因と成功のポイント(その1)
皆さま、こんにちは。
またまたお久しぶりでございます。IDAJのANSYSプロダクト担当の河口です。
今回から、3回にわたって、「設計者CAEソリューション」をご紹介させていただきます。
●設計者CAEは難しい
1.設計者CAE・・・
2.設計者CAE 導入のよくあるストーリー(導入時)
3.設計者CAE 導入のよくあるストーリー(1年後)
4.なぜ設計者CAEは失敗するの?
5.ズバリ!設計者CAE成功のポイントは?
設計者CAEへの新たなアプローチ
1.3つのツールによる設計者CAEの実現「ANSYS Discovery」
2.CAEの専門企業「IDAJ」ならではのツールとサポート
3.”設計”のためのシミュレーションツール
4.3Dデザイン&シミュレーションツールバンドル「ANSYS Discovery」を構成する3つのツール
知って 使って 実感しよう!
1.もう少し詳しく知りたい方へ!
2.論より証拠。ANSYS Discoveryをぜひ体験してください!
●設計者CAEは難しい
1.設計者CAE・・・
・競合企業のCAE導入成功の噂
・納入先からのCAE解析結果の提出要求
・取締役からの突然のCAEの導入と活用の指示
様々な理由から、ここ数年、多くの設計者が、『設計者CAE』の導入に挑戦されています。
しかし 自信をもって「成功した!」と実感できている例は多くありません。
なぜ設計者CAEは上手くいかないのか?
どうすればより成功を収められるのか?
2.設計者CAE 導入のよくあるストーリー(導入時)
部長)最近、あの会社がCAEを導入して、
上手くいっているみたいだね
我々の会社も3D-CADが普及したことだし、
そろそろCAEの導入にも挑戦してみよう!
課長)現在使用しているCADには、操作が簡単な様々な
解析機能オプションがあるようです
部長)そうか
導入するからにはすぐに成果が出したいね
ただし、CAEの経験がないことが懸念点だね…
課長)そうですね
まずは導入して使ってみます!
設計者CAEを導入するときは、はじめて本格的にCAEに取り組む場合がほとんどです。
CADの解析機能オプションには、簡単な操作で様々な機能を利用することができます。
また、手ごろな価格でもあるため、まずは導入して試用されることが多いようです。
3.設計者CAE 導入のよくあるストーリー(1年後)
部長)CAEを導入したけど、その後の状況はどう?
課長)はい、何人かは使用していますが
用途も単品の構造解析にとどまっており、
思ったほど成果があがっていません…
部長)そうか 成果が出ていない原因は何かな?
課長)操作は簡単ですし、単純なテーマへの適用には問題ないようです
しかし、本当に取り組みたいテーマに対しては、
形状修正や解析準備が必要だったり、時間がかかったり、
結果の評価方法が正しいかどうか解らないなど
うまく業務に活用できていません
部長)なるほど、やはりCAEは難しいみたいだね…
業務は回っているようだし、とりあえずこれで良しとしようか…
設計者CAEをいざ導入してみると、機能不足によって期待した成果が得られず、すぐに課題を解決できない場合が多いようです。
したがって「現状の到達点で妥協する」または「自部署(自社)には合わないので一旦、適用を止める」といった結論に至ることがあるようです。
なぜ上手くいく場合といかない場合が出てくるのでしょう?
4.なぜ設計者CAEは失敗するの?
設計者CAEがうまく運用しきれない理由をお聞きすると、以下のような内容がよく話題にあがります。
よくある失敗理由は?
①長期的な解析技術構築に対する意識の不足
②解析に必要なベース機能の不足
③解析機能の追加には別途費用が必要
④解析結果を得るまでに意外と時間がかかる
⑤結果の評価・活用方法がわからない
⑥形状を自由にイメージ通りに変更できない
費用(コスト)が低いと機能が不足する、操作が簡単なら計算精度がそれほど期待できない、十分な投資対効果(ROI:Return On Investment)が見込めるのかなど、様々な懸念があるとは思いますが、“とりあえず”で始めると、“とりあえず”の結果しか得られません。
つまり、御社におけるCAEのあるべき姿を想定して、ソフトウェアやツールベンダーを選定することが大切です。
5.ズバリ!設計者CAE成功のポイントは?
設計者CAEは、操作が簡単で、電卓のように設計者が気軽に利用できる便利なツールであることが大前提です。その上で、次のようなポイントを検討されてみてはいかがでしょうか?
①多様な解析に対応する機能・製品力
②すぐに結果が得られる
③解析経験が少なくても直感的に操作できる
④手頃かつ柔軟な料金体系
⑤解析や結果に対して的確なサポートやアドバイスが受けられる
⑥思い通りに、自由に形状が変更できる
機能・製品力 × 利用技術 × 価格
操作は簡単だが、難しい解析には機能不足、機能は十分だが操作や結果評価などが専門的でハードルが高い・・・
追記・更新:2021年6月16日
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