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最新GPUテクノロジーで設計検討が加速する!リアルタイムシミュレーションデザインの未来(その1)

皆さま、こんにちは。

IDAJの金澤です。

世界最大のエンジニアリングシミュレーションソフトウェアの開発元の一つであるAnsys社が、これまでに培ってきたシミュレーション技術の粋を集めて開発したのが「Ansys Discovery」

Ansys Discoveryは設計者へのCAE展開が見据えられており、GPUカードを使用した同社独自の技術によって、設計案の変更を行いつつ3Dシミュレーションによる性能評価を即座に実現できる、唯一無二の「リアルタイムシミュレーションツール」です。

ここでは、設計の上流工程に最新GPUテクノロジーの恩恵をもたらすAnsys Discoveryの特徴と、その最新情報をご紹介します。

Ansys Discoveryの特徴

最大の特徴は、GPUカードによる高速な計算により、設計の変更と共に3Dシミュレーションの結果を即時に得ることができる「リアルタイムシミュレーション」であることです。

形状の変更と共に即座に流体解析の結果が表示される様子 [移動]コマンドによる操作

形状の変更と共に即座に流体解析の結果が表示される様子 [移動]コマンドによる操作

形状の変更と共に即座に流体解析の結果が表示される様子 即座に更新された流体解析結果(約3秒後)

形状の変更と共に即座に流体解析の結果が表示される様子 即座に更新された流体解析結果(約3秒後)

 

参考動画:Ansys Discovery【製品紹介】圧倒的なスピードとシンプルな操作。頭に浮かんだ設計アイディアをシミュレーションで瞬時に試してみましょう!

 

現在は、流体、構造、伝熱、電磁波の主に4つの物理シミュレーションを、単一のユーザーインターフェースで実行可能なオールインワンパッケージとなっています。

Ansys Discoveryがサポートするその他の高度なシミュレーションテーマ(モーダル解析・構造トポロジー最適化)

Ansys Discoveryがサポートするその他の高度なシミュレーションテーマ(モーダル解析・構造トポロジー最適化)

Ansys Discoveryがサポートするその他の高度なシミュレーションテーマ(アセンブリを対象とした構造・流体解析)

Ansys Discoveryがサポートするその他の高度なシミュレーションテーマ(アセンブリを対象とした構造・流体解析)

 

加えて、モーダル解析や構造トポロジー最適化などの先進技術にも対応しており、複数の部品からなる複雑なアセンブリを対象としたシミュレーションも可能です。

nsys Discoveryがサポートするその他の高度なシミュレーションテーマ(モーダル解析・構造トポロジー最適化)

nsys Discoveryがサポートするその他の高度なシミュレーションテーマ(モーダル解析・構造トポロジー最適化)

Ansys Discoveryがサポートするその他の高度なシミュレーションテーマ(アセンブリを対象とした構造・流体解析)

Ansys Discoveryがサポートするその他の高度なシミュレーションテーマ(アセンブリを対象とした構造・流体解析)

 

また、Ansysの流体、構造、電磁界解析の各フラッグシップツールであるAnsys Fluent®、Ansys Mechanical、Ansys Electronics Desktopとのスムーズなデータ互換機能を備えているため、Ansys Discoveryで検討したデータを解析専任者や他部署のメンバーと共有し、検証することができます。

Ansysフラッグシップツール群への出力機能(Ansys Fluentへの出力例)

Ansysフラッグシップツール群への出力機能(Ansys Fluentへの出力例)

 Ansysフラッグシップツール群への出力機能(Ansys Electronics Desktopへの出力例)

Ansysフラッグシップツール群への出力機能(Ansys Electronics Desktopへの出力例)

Ansys Discoveryから出力されたデータをAnsysフラッグシップツール群で読み込んだ様子(Ansys Fluent)

Ansys Discoveryから出力されたデータをAnsysフラッグシップツール群で読み込んだ様子(Ansys Fluent_流体解析ソルバー)

 Ansys Discoveryから出力されたデータをAnsysフラッグシップツール群で読み込んだ様子(Ansys Mechanical)

Ansys Discoveryから出力されたデータをAnsysフラッグシップツール群で読み込んだ様子(Ansys Mechanical_構造解析ソルバー)

 

シミュレーションを行う上でよく問題となる物性値の収集は、Ansysの材料系ソリューションの一つであるGranta Materials Data for Simulation (MDS) に対応しているため、一般的な物性値の一部リストをAnsys DiscoveryのGUIからご利用いただくことができます。

Granta Material Data for Simulationの使用イメージ

Granta Material Data for Simulationの使用イメージ

 

Microsoft Office 365とのコラボレーション機能を使用すれば、Ansys Discoveryのインターフェースの中で、チームメンバーとのチャットや解析モデルの共有なども可能です。

Microsoft Office 365とのコラボレーション機能

Microsoft Office 365とのコラボレーション機能

 

ヘルプ機能が充実していることも大きな強みです。各機能を使用中にF1キーを押下することで、対応したローカルヘルプが参照できます。この時、端末がインターネットに接続されている必要はありません。使用環境に関わらず、各機能の使い方を習得していただくことができます。

流体解析や構造解析などの一般的なテーマには、「インテラクティブツアー」と呼ばれる対話型のチュートリアル機能が付属しており、サンプルモデルを操作しながら、3Dシミュレーションに必要な一連の作業を体験することができます。これまでシミュレーションに馴染みが無かった方でも、Ansys Discovery単体での短時間のトレーニングでシミュレーションに取り組んでいただくことが可能です。

インテラクティブツアーのイメージ(静構造解析の例)

インテラクティブツアーのイメージ(静構造解析の例)

 

次回は、Ansys Discoveryの機能概要についてご説明します。

 

Ansys Discoveryを30日間無料で使ってみましょう!

Ansys Discoveryは、30日間の無料トライアルをお申し込みいただくことができます。まずは、Ansys Discoveryの操作性や機能をお試しください。
お客様情報をご入力後、「製品の資料請求」→「Ansys」にチェックを入れ、ご要望欄に「Ansys Discovery無料使用希望」とお書き添えください。

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