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クリスマス×シミュレーション

 

皆さま、こんにちは。

IDAJの河口です。

 

今年もクリスマスシーズンがやってきましたね。いまだwithコロナ時代にあり、まだまだ様々な心配事がなくなりはしませんが、楽しみにされている方は大勢いらっしゃると思います。

 

オミクロン株の影響で、世界各国が渡航制限しておりサンタクロースの動向が気になっていましたが、フィンランド外務省によると特別な多国間交渉によってサンタとトナカイが引くソリは渡航制限を免除されたとのこと。「サンタは全世界にプレゼントを届ける」とのことで安心しました。プレゼントが待ち遠しいですね、靴下を準備して待ちましょう。

出典:毎日新聞ニュースサイト、「サンタは全世界にプレゼントを届ける」 フィンランド外務省が声明

 

 

 

 

Ansys FluentAnsys Discovery、Ansys Twin Builderなどの開発元であるアメリカのANSYS, Inc.が特集サイトで、サンタクロースやクリスマスにまつわるシミュレーションの動画をまとめてご紹介しています。多くは世界中のAnsys製品の代理店が作成した作品です。

なかなかファニーでユニークなものが多いですので、その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

トナカイ配列の最適化

Ansys Discoveryを用いてサンタクロースのソリの空力特性を検討した事例です。オーストラリアのAnsys代理店であるLeap社が作成しました。

私にとっては、ソリを引っ張るトナカイはサンタと仲良しの1頭のトナカイだけというイメージが強かったのですが、この例では2頭を初期配置として3頭、4頭とトナカイの頭数を増やし、多頭引きした場合に、ソリの空力特性がどうなるかをシミュレーションしています。

頭数を増やせばそれだけ推進力が上がりますので、その推進力と空力特性のバランスを考えると判断が難しいところです。あと忘れてはいけないのが餌代などの飼育費や、排出物の掃除といったお世話工数。悩ましい問題です。

 

 

もしもソリが雪だるまをはねちゃったら?

様々なシミュレーションに関する動画の配信や、チュートリアルモデル、書籍を販売しているExpertFEM.comで紹介されている動画です。大事故ですが、サンタクロースのソリがスノーマン(雪だるま)を轢いてしまったケースです。スノーマンはSPHで表現されています。ちょっと粗いですかね。

いずれにせよ人間やオラフ(アナと雪の女王に登場の生命をもった雪だるま)でないのが不幸中の幸いでした。夜間走行が基本になると思いますのでサンタさんにはくれぐれも安全運転でお願いします。

ソリにも自動ブレーキ等の安全性能を追加する時代かも。

 

 

サンタクロースのソリがプレゼントの山に突っ込んだ!

チェコのAnsys代理店であるSVS FEM社が作成した作品です。この事例ではLS-DYNAを用いた衝突シミュレーションを行っています。

サンタクロースの過失も心配なところですので、ソリの新機種開発においては、プレゼントへのクラッシュテストが欠かせないそうです。特にチェコにおいては、多くのクリスマスツリーの下にサンタクロースからもらったたくさんのプレゼントが置かれていることが多いため、このような事故がよく起こるとのこと。

横から見つめているサンタクロースの表情がたまりません。このような事故が眼前で起こっても微動だにしていませんよ。まるで次に購入するソリの安全性能を見定めているようです。

 

 

最後に、昨年もご紹介させていただきましたが、弊社で販売サポートをさせていただいているパーティクルシミュレーターRocky DEMの開発元のESSS社が作成した素敵な動画(Youtubeリンク)をご紹介します。Rocky DEMでの実際の粒子挙動シミュレーションの結果を用いて作成されています。是非、音声をONにして、粒子が奏でる鉄琴の音をお楽しみください♪

 

 

 

 

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