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設計者も解析専任者も、どんな環境でも解析業務を続けるために(その2)

皆さま、こんにちは。

IDAJの林です。

前回に続きまして、「3DEXPERIENCE SIMULIAオン・クラウド」の特徴をご紹介します。

 

設計者展開においてかかせないのは、これまでに解析先任者が培ってきたノウハウを、いかにして効率的に全体に展開するか、という点。それに対しては、ルールベースメッシュという機能があります。これを利用して、メッシュ情報を標準化しましょう。

簡易的な強度解析、詳細解析、固有値解析など、解析の目的に応じたメッシュパラメータを解析専任者が保存し、設計者がテンプレートとして再利用できるため、解析専任者の貴重なノウハウを共有化することができます。

 

 

Abaqusユーザー様にとっては、とても便利な機能かもしれません。クラウド環境でAbaqusの計算実行する機能です。

Abaqus/CAEで計算前までの入力ファイルを準備し、計算実行にはクラウドを利用します。Abaqus/CAEが3DEXPERIENCEと接続されますので、双方の優れた機能を活用できます。

一時的にAbaqusライセンス不足した場合など、クラウドの計算リソースをご利用いただけます。

 

 

3DEXPERIENCE SIMULIAオン・クラウドを利用すると、強度解析と疲労解析を同じGUI上でシームレスに実行・評価することができます。

Abaqusとfe-safeもそうなのですが、一般的に強度解析と疲労解析のソフトウェアは、別のGUIで操作することが多いのですが、疲労評価をする際には、き裂は必ずしも最大応力位置から起きるとは限らないため、やはり疲労解析が必要です。その両方の解析を同じGUIを使ってオペレーションできるのは、便利ポイントの一つになり得るのでないでしょうか。

 

最近は必ずと言って必要なのが、複合領域シミュレーションへの対応です。ここまでは、構造解析をメインにご紹介してきましたが、異なる領域の解析との技術連携も、もちろん1つのプラットフォーム上で可能です。

こちらは主翼のフラッタ解析(構造-流体連携シミュレーション)の例です。

構造解析モデルを作成してから、流体解析モデルを作成します。その後、主翼周りの空間の風の流れを設定します。続いて、この2つの解析モデルを使って、連携シミュレーションのセットアップを行います。後は計算を実行して結果を確認するだけです。

 

 

3DEXPERIENCE SIMULIA オン・クラウドのメリットは、1つのプラットフォーム上で、設計者も、解析専任者も、それぞれが目的とするシミュレーションタイプを選択できることにあります。

これまで、設計者が解析するにしても、利用しているツールでは線形解析+α程度の解析しかできなかった。本当は非線形解析が必要だが、ハイエンドの別の解析ツールを導入する必要があり、また、そのツールのオペレーション習得には工数がかかるため、ついつい、解析専任者任せになり、いつまでたっても設計者がシミュレーションを活用できる環境にはならない」というお悩みを多々お聞きしてきました。

1つのプラットフォームにすることで、全ての課題を解決できますとは申し上げられませんが、少なくてもインターフェースが異なることでの問題は劇的に改善することができるはずです。

さらに、設計者と解析専任者が同じ土俵で解析結果やデザインについてディスカッションすることができるため、コミュニケーション促進の一助になるものと考えています。

 

3DEXPERIENCE SIMULIA オン・クラウドやSIMULIA Abaqus Unified FEA、構造解析全般に関して、何かお困りごとがございましたら、どうぞお気軽に弊社へご相談ください。皆様からのご連絡、お待ちしております!

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