設計者展開、データ管理・セキュリティ、セールス力強化・・・たった一つのソリューションがお役に立つかも?!
皆さま、こんにちは。
IDAJの清水です。
目の前に複数の問題があるとき、それらをどんどん紐解いていくと、実は根っこにある課題はたった数個だったというご経験はありませんでしょうか?
私は、コンサルティングエンジニアでもありますので、お客様が設計現場で抱えている問題をお聞きして、それを課題へと落とし込む作業をご一緒にさせていただくことが多々あります。一見すると複雑で、どこから手を付けて良いやら・・・といった問題でも、丁寧に分解することで解決可能な課題として浮き彫りになることは決して珍しいことではありません。
例えば以下のような項目。いくつかの問題をお持ちになっているお客様は意外に多いように感じています。
もしもこれらに対して、たった一つのソリューションがお役に立つとしたら、いかがでしょうか?!
・シミュレーションの設計者展開
-設計者にmodeFRONTIERの機械学習技術を利用させたいが、設計者全員がmodeFRONTIER操作に精通して自在にツールを使いこなすことは現実的に難しい
・同一部署や他部署、他拠点とのコラボレーション
-別部署や他拠点からCAEモデルを渡されても、自分の部署には実行環境がない
-別部署にmodeFRONTIERを使える技術者がいないので、最適化をコラボレーションしながら進めることができない
-複合領域最適化(MDO)を推進したいのはやまやまだが、距離や組織が障害となっている
-メンバーや他部門とのデータ共有が簡単ではない
・データ管理、トレーサビリティ、セキュリティ
-どのCAEモデルを使って製品開発を進めたか?といった履歴管理やトレーサビリティの手法が確立されていない
-どこにどんなデータがあるのか?担当者以外にはわからない
-誰もがデータにアクセスすることができるため、セキュリティが確立されていない
・リソース管理、共有化
-CAEソフトウェアのバージョン管理ができておらず、計算端末の管理に工数がかかる
・セールス力強化
-最適化計算などによってデータは大量にあるが、それらをセールス力強化に結びつけられていない
VOLTAは、modeFRONTIERの開発元であるESTECO社が開発した、SPDM(Simulation Process and Data Management)を実現するツールです。Webベーステクノロジーによって、誰もがどこからでもアクセスすることができ、ファイル・データの管理、シミュレーションプロセスの実行、最適化の実行、結果分析を可能にし、役割を明確化した上で協調設計を実現するプラットフォームです。
VOLTAサーバーを基点に、部署同士の関連性や拠点数、組織の大小を問わず多様なプラットフォームを形成することで課題解決を図ります。
小規模:部署単位
同じ拠点に在籍するチームや部署内で、最適化に関連するファイルや最適化結果、解析リソースの共有などの問題が発生します。解析環境が手元に無くても、VOLTAを用いることで、ファイル共有、最適化の実行、結果処理をweb上で実行し、共有することが可能になります。
中規模:複数部署(拠点)
小規模組織における問題に加えて、複数部署や複数の拠点間では、閲覧、編集、ダウンロードといった権限を管理した上でのファイル交換が必要となります。VOLTAでは、プロジェクトチームを作成することで、複数部署や拠点の各メンバーが与えられた権限に応じたファイルや情報のアクセスが可能になります。
大規模:全社
中規模組織における問題に加えて、セキュリティ上、全社認証サーバーとの連携によるログインが必要となります。この時、全社展開されている解析リソースと、個別の部署が管理されている解析リソースを有効利用できないといった問題が発生します。VOLTAでは、認証サーバーとの連携が可能で、解析リソースはVOLTAで管理しますので、ある部署で管理している解析サーバーを用いて、他の部署が解析を実行し、結果を共有することでリソースの有効利用を行うことを可能にします。
モデルベース開発を実現するためには、複数の分野にわたる複合領域最適化(MDO:Multidisciplinary Design Optimization)が必要です。このMDOに関しては動画でご説明していますのであわせてご覧いただければ幸いです。
お客様のご状況や問題によっては、他のソリューションと組み合わせることでより良いご提案ができるものと考えています。漠然としたお悩みごとでも結構ですので、お気軽に弊社までお声かけください!お待ちしております。
■IDAJ数値解析アカデミー
数値解析の初学者から経験者・上級者向けの<無償・有償>セミナーです。お客様の目的、レベルに即した講座やセミナーの選択が可能です。基礎理論から実践までを体系的に理解することで、コンピューターシミュレーションを“真にものづくりに役立てる ”ツール、ナレッジとして活用するための知識や情報を習得していただくことを目的としています。
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