実験だけでは把握できない、流体騒音をシミュレーション!(最終回)
皆さま、こんにちは。
IDAJの石川です。
引き続き、流体騒音シミュレーションについてご紹介します。ぜひ「その1~4」もあわせてご覧ください。
前回までに、iconCFDを用いた2つの解析事例をご紹介しましたが、今回は、シミュレーションの結果評価にとって重要な、弊社オリジナルの結果処理ツールについてご説明します。
FFT処理ツール「idajFFT」
流体騒音解析の結果処理においては、非定常計算から得た時系列データをFFT処理することで、音圧レベルなどを計算します。弊社では、空力騒音解析に必要な結果処理ツール「idajFFT」を開発しています。iconCFDとこのツールを組み合わせることで、流体騒音解析をメッシュ生成から結果処理までシームレスに実施することが可能です。

解析ワークフロー

idajFFTツールのGUI
5回にわたって、流体騒音とその数値解析手法の基本的な説明、iconCFDを使用した直接法による空力騒音の解析事例を2件、idajFFTツールを使用した結果処理のワークフローをご紹介しました。
流体騒音解析が、iconCFDのスケールメリットを最大限にご活用いただくことができる解析対象の1つであるということがご理解いただけたことと思います。
・ iconCFDは、ライセンスフリーで使用コア数や稼働時間に依存しない価格体系です。
・ iconCFDは、高並列まで優れたスケーラビリティを示します。
・ iconCFDは、直接法による流体騒音解析に十分な計算精度を有します。
・ iconCFDと組み合わせてご使用いただける結果処理ツールを開発しています。
弊社は流体騒音のソリューションとして、iconCFDなどのCFDツールやコンサルティングをご提案しています。お客様の課題やご予算、また緊急度にあわせて柔軟に対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!
■お問い合わせ先
株式会社 IDAJ 営業部
E-mail:info@idaj.co.jp
TEL: 045-683-1990