航空機翼形状最適化
- 分野1:
- 熱流体解析
- 分野2:
- 最適設計
使用ソフトウェア
ANSYS ICEM CFD、Ansys Fluent、DesignX概要
Piaggio Aero Industries社はANSYS ICEM CFD / Fluent / RBF Morph / DesignXplorerを用いて航空機翼形状の最適化をおこなっています。ICEM CFDでベースのメッシュを作成しFluentで揚抗比(L/D:揚力を抗力で割った数値)を計算します。次にRBF Morphで翼形状をモーフィングしFluent計算を再実行させます。これをDesingXplorerの最適化機能を使用して自動化します。さらに実験計画法(DOE)でデザインサンプリングをおこない、そのデザインの解を使用しクリギング回帰法による応答曲面(RSM)を作成します。この応答曲面を使用し遺伝的アルゴリズム(MOGA)による多目的最適化をおこない最適解を得ます。その結果、L/Dを1%高め最適解を得るまでの時間を10分の1に短縮することに成功しました。