尿素SCRのデポジット成分予測
- 分野1:
- 熱流体解析、化学反応解析
使用ソフトウェア
CONVERGE概要
CONVERGEの詳細尿素分解反応モデルを用いて、尿素SCRのデポジット成分を評価しました。尿素熱分解反応の過程の副生成物であるシアヌル酸とアンメリドは、分解のために高温環境を必要とするため、デポジットの中でどの程度の割合を占めているのか確認することが重要です。この例では、ガスクロマトグラフ飛行時間質量分析計の実験結果とCONVERGEの予測結果を比較し、シアヌル酸とアンメリドの比率が、実験では1.63~2.34、計算では2.03~20.20で、構成成分を精度よく予測できていることを示しています。
出典:Y. Sun et al., “Urea Deposit Predictions on a Practical Mid/Heavy Duty Vehicle After-Treatment System,” SAE Technical Paper 2018-01-0960.
解析種別:後処理、船舶
課題等:尿素水析出、デポジット成分予測、NOx還元反応
