IDAJ

Case Study実績・お客様事例

MCDMを活用した低環境負荷な航空機の翼型最適化​

分野1:
熱流体解析、構造解析
分野2:
最適設計

使用ソフトウェア

modeFRONTIER、CATIA 3D

概要

環境負荷の低い航空機を設計するには、空力性能の向上や主翼重量の削減など、翼型の形状に関する多目的最適化が必要です。このような課題に対して、modeFRONTIERはTLAR(Top Level Aircraft Requirements)と呼ばれる品質の高い航空機の要件を満たしながら最適化計算を行うことが可能です。
本事例では、ワークフローを作成して計算を自動化し、遺伝的アルゴリズム(MOGA-II)を用いて20,000個のデザインの2Dの翼型形状を検討しました。
散布図マトリクスチャートなどの分析から、空力的なパラメータ間の相関関係を見ることで設計に役立つ知見を新たに得ることができました。また、得られたデザインに対して多目的意思決定支援(MCDM)ツールを用いることでパレート解の順位付けを行い、技術者にとって最適な翼型を選ぶことができました。さらに、選んだデザインをCATIA 3DにインポートしてCFDによる検証を行い、より優れた空力性能であることを確認しています。

出典:ESTECO Resource Center
https://engineering.esteco.com/resources/success-story/environmentally-friendly-aircraft-stretches-its-wings-with-modefrontier/

散布図マトリクスチャートでパラメータ同士の相関を見ることができる、CATIA 3Dを用いたレイノルズ平均モデルRANSの解析結果例の図​
ユーザーサポートセンター 無料で資料請求