高エネルギー効率のキッチンフードの設計
- 分野1:
- 熱流体解析、構造解析
- 分野2:
- 最適設計
使用ソフトウェア
modeFRONTIER、内製ツール概要
キッチンフードの設計には、コンポーネントの熱および構造解析、流体力学的性能、エネルギー消費といった多くの要素が含まれます。本事例では、エネルギー効率と空気流量を対象とした多目的最適化を行い、性能を評価しています。
ブロワーを構成するモーターとインペラー、グリースフィルターユニットに関するパラメータを入力変数としました。性能やエネルギー効率を分析する内製ツールとmodeFRONTIERを連成させ、遺伝的アルゴリズム MOGA-IIを用いることで、「エネルギー消費量を最小(FDE = 29.2)」かつ「空気流量を最大(1,050 m3/h)」にするような設計指針を得ることがでいました。また、この結果考案されたデザインは、ヨーロッパのエネルギーラベルにおいてAクラスのエネルギー効率指標(EEI)を達成しています。