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Case Study実績・お客様事例

海洋プラットフォームの設計​

分野1:
熱流体解析
分野2:
最適設計

使用ソフトウェア

modeFRONTIER、WAMIT、SSTAB(同社内製ツール)

概要

Petrobras社様は、南半球最大の石油採掘会社です。海底から送られた石油の処理や天然ガスを圧縮する巨大な半潜プラットフォームの設計には、多様な入力変数と制約条件の設定、多目的の出力変数処理が伴います。特に縦波が誘発する揺れは、海底に伸びるパイプラインの疲労損傷を引き起こします。
本事例では、波の荷重や動きを計算できるプログラム「WAMIT」と車内ツールをmodeFRONTIERと連成させ、縦波による垂直方向の動きを最小化する計算を行いました。プラットフォームの設計に関する5つの入力変数と2つの異なる波の荷重条件を設定し、遺伝的アルゴリズムを用いて計算を行った結果、条件を満たす解が非常に狭い領域に集中していることがわかりました。このようなわずかな範囲での適切なパラメータの組み合わせの発見は、最適化支援ツールを用いなければ非常に困難なケースです。

出典:ESTECO Resource Center
https://engineering.esteco.com/resources/success-story/petrobras-designs-the-p-55-platform-using-modefrontier/

海洋プラットフォームの図、遺伝的アルゴリズムを用いた計算結果(黒い四角で囲われているのが全ての制約条件を満たす解)の図、プラットフォームとライザーの接合部の垂直な動きが最も少ないデザインの図​
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